THE UNIQUE STARが無期限活動休止

2013年2月22日 19:15 255 1 音楽ナタリー編集部

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昨年10月にベースのカワダヒロシ（B）が脱退し、3人編成で活動しているTHE UNIQUE STAR。彼らが4月11日に東京・Shibuya O-Crestで行われるワンマンライブをもって無期限活動休止に入ることが発表された。

バンドのオフィシャルサイトには現在、活動休止にあたってのメンバー3人からのコメントを掲載中。エバタヒロカズ（Vo, G）によると彼は昨年末の時点で一旦解散を決めたが、今年に入ってからまたメンバーと話し合って「これまでと同じように活動を続けて行く事は難しいけれど、近い将来か遠い将来か、どのような形になるか分からないけれど、また皆さんにTHE UNIQUE STARとして会いに行く事が出来るかもしれない」と考え、解散をやめて無期限活動休止にすることにしたという。

エバタヒロカズ（Vo, G）コメント

2011年も終わる頃、僕らはLEVEL9というアルバムのレコーディングをしていた。そして丁度その頃から僕は目には見えない、しかしとても大きな選択を迫られていた。LEVEL9というアルバムの中に「L」という曲がある。Lはこのアルバムの曲たちの中でも最後に作った曲だ。当時の取材などでも言った事がない事がある。

「L」というタイトルは「LAST SONG」という言葉の頭文字からとった。これはLAST SONGにするという意味合いではなく、もしかしたらLAST SONGになるかもしれない、という意味。

2012年も終わる頃、僕は自分の部屋にメンバーを呼び、バンドを解散しようと思う、と意思を伝えた。tomoはうつむき、リカは目に涙をためていた。この頃から僕は、僕らに向けられたみなさんの愛がこれまで以上にリアルに感じられるようになった。LIVE中の嬉しそうな、楽しそうな、真剣な視線や声。丁寧に書かれた沢山の手書きの手紙。笑顔。心から嬉しかったのと同時に、僕は皆さんの愛を裏切る事になる、それがとても苦しかった。そして頭の中には新しいメロディが今までのように変わらず溢れてくる。

今年に入ったある日のスタジオの休憩中、僕はとても迷っている事をメンバーに伝えた。以前解散の意思を伝えたが、本当にここで終わりにして良いのか。きっと僕はメンバーにNOと言って欲しかったのだろう。tomoもリカも、もちろん僕もTHE UNIQUE STARを愛していた。今、これまでと同じように活動を続けて行く事は難しいけれど、近い将来か遠い将来か、どのような形になるか分からないけれど、また皆さんにTHE UNIQUE STARとして会いに行く事が出来るかもしれない。

解散はとりやめ、無期限活動休止とする事にした。僕はいわゆる「バンドマン」の螺旋から外れる事になる。今まで身体の一部だったそれが無くなる、それがどういう事なのか僕にもまだ分からない。ただ僕は、THE UNIQUE STARが作りだす音楽を愛している。それを愛してくれる皆さんの事を愛している。ノイズが多い世の中で、心の中で、それだけは真実。

心より愛を込めて、ありがとう。

tomo （G, Vo）コメント

この度は、突然の報告でみなさんをびっくりさせてしまい、本当にごめんなさい。 THE UNIQUE STARに入って約4年半、振り返るとあっと言う間でした。LIVEやレコーディング、PV撮影、ツアーを通し、ギタリストとしていろんな経験ができたこと、大変嬉しく思います。

私は、エバタヒロカズが作る楽曲と声、マツイリカのドラミング、 THE UNIQUE STARを、心から愛しています。このメンバーと一緒に音を奏でられて本当に最高でした。またいつの日か、みなさんの前で音を出せることができたら、この上なく幸せです。今まで、私たちを応援してくれたみなさん、スタッフのみなさん、ライヴハウスのみなさん、そして家族、本当にありがとうございました。

区切りとなる4/11渋谷でのワンマンライブまで、何本かライブも決まっています。今まで以上に一緒に暴れましょう！