アイドル予備軍が声優＆CDデビューを賭けた新番組開始

本日7月4日（水）25:44から日本テレビで新番組「ようこそ！東池袋ヒマワリ荘」がスタート。この番組の制作記者発表が6月27日、都内で行われた。

「ようこそ！東池袋ヒマワリ荘」は、アイドルを目指す少女たちが声優事務所の女子寮を舞台にシチュエーションコメディに挑戦する、アイドル育成バラエティ番組。毎回アニソンを歌唱するコーナーも用意されており、この中から数名が2013年1月よりスタートする予定の日本テレビ新アニメ番組に声優として出演することも決定している。そして、その選ばれたメンバーたちは同アニメの主題歌を担当し、CDデビューも控えている。

制作記者発表にはアイドル予備軍として番組に出演する荒川ちか、葵わかな、田尻あやめ、藤麻理亜、高橋優里花、千葉夏実、矢野紫信、そして彼女たちのマネージャー役の矢作兼（おぎやはぎ）が出席。それぞれ番組に対して意気込みを語っていった。高橋は「最初は緊張して喋れないかと思ったけど、意外とスムーズにできたので楽しかったです」と、葵は「私はダンスがすごくへたっぴで、昨日のレッスンでダンスの先生から苦笑いしか返ってこなかったんですけど、今日のリハのときに初めて褒めてもらえて。すごくうれしくて、歓喜のあまり涙してしまったんです（笑）」と収録時のエピソードを口にした。

彼女たちに続いて、矢作も「僕は歌とダンスが苦手なんで不安でいっぱいだったんですけど、来てみたらそういうシーンがなかったので安心しました。一生懸命、みんなに着いていけるよう頑張りたいと思いますので、みんなよろしくお願いします」とコメント。また、それぞれが演じる役柄について訊かれると、矢野は「私は“厨二病”の役なんですけど、アニメ『DEATH NOTE』を観て参考にして頑張って演じてます」と回答。藤は「声優の水樹奈々さんを神のように思ってる女の子の役で、水樹さんの真似をしたり水樹さんに対する思いを熱く語ったりしてます」、荒川は「私の役は結構地に近くて、アニメ大好きっ子の役で。マシンガントーク（をするシーン）がたくさん出てくるんですけど、滑舌が悪いので大変です（笑）」とそれぞれの役柄を説明した。

さらに、役作りの苦労について質問されると、田尻は「私が演じるキャラクターはアニメ『黒執事』のセバスチャンに恋をしているので、『黒執事』についていろいろ調べて、実際に好きだと思えるようにいろいろ良いところを探しました」と発言。千葉が「私は昔のアニメが好きという役なので、昔のアニメについて自分で調べたり、両親やスタッフさんに訊いたりしてます」と答えると、続いて矢作が「台本を読んだときに、“厨二病”とか“懐古厨”とか知らない言葉が結構あるんですよ。アニメのオタク用語だと思うんですけど、マネージャーに『どういう意味？』って訊いたら、『どういうことですかね？』って言われたんで、『ま、いっか！』ということで知らないまま収録に挑んでます（笑）」と言って、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。

そして、実生活でも大のアニメ好きだという荒川は、「（アニメは）週に20、30本くらい観てます」とアピール。アニメファンになったきっかけを、「映画の撮影でロシアに行ってから。ロシアに2カ月間滞在してたんですけど、ロシアの人たちは日本にとても興味を持っていて、街中でも『NARUTO』とか『ONE PIECE』とかのグッズを売ってるんです。それで『（日本のアニメって）そんなにすごいのかな？』と思って『ONE PIECE』を観てみたら、ドハマリでした。それから急に夢中になり始めちゃいましたね」と笑顔で明かした。

最後に番組の見どころについて尋ねられると、藤が「この番組はすごく笑いにあふれた内容で、アニメを大好きな人にも観てもらいたいんですけど、アニメのことをよくわからないという人にもぜひ観てもらって、アニメを好きになってもらえたらいいなと思ってます」、千葉が「この面白さが自己満足で終わらずに、ちゃんと（視聴者の）皆さんに伝わるようにして、毎週観るのが楽しみになってくれたら」と語り、会見を終えた。

日本テレビ「ようこそ！東池袋ヒマワリ荘」

2012年7月4日（水）25:44～25:59
※毎週水曜日25:29～オンエア
※関東ローカル