斉藤和義、初の武道館2DAYSで重厚なR&Rワールド展開

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斉藤和義が2月11日・12日の2日間、全国ツアー「KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2011-2012 "45 STONES"」の東京公演を日本武道館で行った。

松嶋菜々子から贈られたサイン入りエプロンを身に着け、「やさしくなりたい」を披露する斉藤和義。

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斉藤和義

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昨年11月5日に埼玉・さいたま市文化センターからスタートした今回のツアーは、3月31日まで全43公演にわたり実施。ツアー後半戦のハイライトとなる武道館公演は、当初1日のみの予定だったが急遽12日公演が追加され、斉藤にとって初の武道館2DAYS公演となった。

今回のツアーは藤井謙二(G / The Birthday)、隅倉弘至(B / 初恋の嵐)、辻村豪文(G / キセル)、玉田豊夢(Dr / 100s)といったメンバーでツアーを敢行。ライブは昨年10月に発売された最新アルバム「45 STONES」からのナンバーを中心に展開され、斉藤、藤井、辻村のギタリスト3人による重厚なサウンドで観客を圧倒していった。ライブ序盤でヒット曲「ずっと好きだった」が演奏されると、観客はこの日最初の盛り上がりを迎えた。

12日公演の最初のMCでは、斉藤は「今日はこんなに入ってくれてうれしいですね。当初は1日だけだったんですけど、2日間やれるチャンスがあったのでチャレンジしてみたんです」と追加公演について説明。続けて、「いやー、今がピークですね(笑)」と照れ笑いを浮かべ、観客を笑わせた。

斉藤はその後も「ウサギとカメ」や「歌うたいのバラッド」など、新旧のナンバーを連発。最新ヒットシングル「やさしくなりたい」の演奏前には、同曲が主題歌に起用されたドラマ「家政婦のミタ」で主演を務めた松嶋菜々子から貰ったサイン入りエプロンを着用し、会場を盛り上げる場面も。ライブ終盤では、人気曲「歩いて帰ろう」で客席から大合唱が起こり、会場の一体感が一気に増した。

アンコールでは、斉藤から「最近使ってないギターをオークションに出して、その落札金額で新しいギターを買って(東日本大震災の)被災地の小中学校に送ろうと思う。何なら僕が教則ビデオを作ってもいいかな」というサプライズ発言も。そのままアルバム「45 STONES」のラストナンバー「ギター」を披露し、会場をピースフルな空気で包み込んだ。

「KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2011-2012 "45 STONES"」は残すところあと15公演。ツアーファイナルは斉藤の故郷である栃木・宇都宮市文化会館にて開催される。

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