「氣志團万博」初日に神威♂楽園、金爆、UVER、AAAらが強力ライブ

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氣志團主催の野外フェスティバル「氣志團万博2016 ~房総ロックンロール・チャンピオン・カーニバル~ Presented by シミズオクト」が、9月17日と18日に千葉県・袖ヶ浦海浜公園で開催された。この記事では初日17日の模様をレポートする。

氣志團(撮影:青木カズロー)

氣志團(撮影:青木カズロー)

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チームしゃちほこ(撮影:佐藤薫)

チームしゃちほこ(撮影:佐藤薫)[拡大]

袖ヶ浦海浜公園での開催は今年で5回目となった「氣志團万博」。今回はYASSAI STAGE、MOSSAI STAGEの2ステージ制で行われた。朝一番のMOSSAI STAGEには、4月に行われた開場中アクト決定イベントを勝ち抜いたC&Kが登場し、会場のテンションを上げていく。続いて同じくMOSSAI STAGEで、出演3回目のチームしゃちほこが「WELCOME ACT」を務める。秋本帆華は主催者の氣志團へ「この感謝の気持ちをパフォーマンスで表したいと思います!」と語り、「ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL」から「抱きしめてアンセム」まで5曲を披露した。

小林幸子とアルスマグナ(撮影:青木カズロー)

小林幸子とアルスマグナ(撮影:青木カズロー)[拡大]

YASSAI STAGEにケツメイシ「さくら」が流れると、ステージ前方に用意された花道には2日目の出演者である森山直太朗が姿を現した。観客がサプライズに沸く中、彼は興奮した様子で「小林幸子さんが開会宣言する宣言をします!」と叫ぶ。そして「時間がないので1番短い曲を」と「うんこ」を披露し、歓声と笑いを巻き起こした。満を持して登場した小林幸子は「千本桜」でライブを始める。彼女が高くせり上がり豪華絢爛な衣装が広がりきると、オーディエンスから大きな拍手が送られた。アルスマグナを舞台に招き入れた「サンバ DE わっしょい! feat. 九瓏幸子」の後、小林の開会宣言によってイベントは華々しく幕を開ける。ブレザーの制服姿で登場したAAAは「最初で最後の制服ライブかも」と照れた様子で挨拶。「ハリケーン・リリ、ボストン・マリ」「Love Is In The Air」「PARTY IT UP」などを歌唱し、息の合ったさわやかなパフォーマンスを届けた。

仙台貨物(撮影:佐藤薫)

仙台貨物(撮影:佐藤薫)[拡大]

5年連続出演の仙台貨物は、RADIO FISHの「PERFECT HUMAN」のパロディでMOSSAI STAGEへ登場。千葉(Vo)は「『氣志團万博』のために新曲を作ってきました! 世界一長いタイトルとしてギネス申請中です」と語り、「タイトルが466文字、曲は1秒」の、“握りっ屁”について歌った新曲を演奏してオーディエンスを大爆笑させる。YASSAI STAGEのRIP SLYMEは、RYO-Zの「ここはなんですか? まさに楽園です!」という言葉から「楽園ベイベー」でライブをスタート。「FUNKASTIC」「JOINT」などキラーチューンを連発し、会場を盛り上げた。

ゴールデンボンバー(撮影:釘野孝宏)

ゴールデンボンバー(撮影:釘野孝宏)[拡大]

昼時のMOSSAI STAGEでは、MONGOL800が氣志團「One Night Carnival」のカバーでライブを開始する。「翔さんの親御さんも歌える歌です」というMCから「小さな恋のうた」が演奏されると、オーディエンスのシンガロングが会場に響き渡った。続いて勢いよくYASSAI STAGEに駆け出してきたゴールデンボンバーは、1曲目「元カレ殺ス」から小ネタ満載のステージを繰り広げる。「抱きしめてシュヴァルツ」では“尿意を我慢しきれなくなった”喜矢武豊(Gita-)が小便小僧のように水を放出。その一方で樽美酒研二(Doramu)はTバック姿でバイクにまたがり、マネキンのお尻の上に“2ケツ”するという自由なアクトで爆笑をさらった。

清水ミチコ(撮影:佐藤薫)

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氣志團の綾小路翔(Vo)の熱望で初出演した清水ミチコは、MOSSAI STAGEで爆笑必至のネタを次々と披露。井上陽水忌野清志郎松任谷由実などのモノマネを連発するメドレーでは「明日は直太朗がお世話になります」と森山直太朗の母・森山良子のモノマネも披露する。バンドの曲の特徴を解説する「スピッツ作曲法」「ミスチル作曲法」のあとは、UAYUKI宇多田ヒカルクリープハイプ椎名林檎いきものがかりゲスの極み乙女。と豪華アーティストが“共演”する「一人フェスメドレー」で大きな拍手を浴びた。

氣志團とゴールデンボンバー。(撮影:青木カズロー)

氣志團とゴールデンボンバー。(撮影:青木カズロー)[拡大]

その後YASSAI STAGEに登場したのはオーガナイザーの氣志團。多数のサンバダンサーとともに披露したラテンアレンジの「One Night Carnival」、サプライズゲストのきただにひろしを迎えた「ウィーキャン!」と、フェスならではの豪華なパフォーマンスが続いたあとは、今年の全国ツアーでも話題を呼んだ「喧嘩上等」のゴールデンボンバー風アレンジバージョン「雄々しくて」を披露する。間奏ではゴールデンボンバーの4人も加わり、ポンポンを持ってのダンスで場内を盛り上げた。曲が終わると綾小路は「これ、今年の2月からずっとやってました。ごめんね(笑)」と彼らに直接謝罪。鬼龍院翔(Vo-karu / ゴールデンボンバー)が「(ツアーを)観に行ってびっくりしましたよ!(笑)」と振り返ると、綾小路は「氣志團はこれからも、人のふんどしで相撲を取るバンドとしてがんばりたいです!」と開き直り、オーディエンスを笑わせた。

UVERworld(撮影:釘野孝宏)

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続いてMOSSAI STAGEにはAK-69が登場する。「Flying B」「THE RED MAGIC」などをドロップした彼は「With You ~10年、20年経っても~」では優しく伸びやかな歌声を届け、MCでは「こんな素敵なイベントなかなかないぜ?」と万博のステージに立てる喜びを語った。「俺にも見せろ! ピリオドの向こう側!」というTAKUYA∞(Vo)の熱のこもった挨拶を合図に、YASSAI STAGEではUVERworldのライブが始まる。6人は「ナノ・セカンド」「PRAYING RUN」「Wizard CLUB」などを息つく暇もなくプレイし自分たちのペースに会場を巻き込むと、ラストの「在るべき形」まで全力で駆け抜けた。

MAN WITH A MISSION

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ORIGINAL LOVEはMOSSAI STAGEにて、「朝日のあたる道」「DEEP FRENCH KISS」「接吻」「Two Vibrations」「The Rover」の5曲を披露。メロウなボーカルで、陽が傾き始めた会場の雰囲気を柔らかく染めていく。大歓声に迎えられてYASSAI STAGEに現れたMAN WITH A MISSIONは「Get Off of My Way」「Emotions」など、強力なナンバーを連発。「FLY AGAIN」ではDJ Santa Monica(DJ)が客席エリアへ飛び降り、オーデェインスをさらに熱狂させた。Jean-Ken Johnny(G)は「イカレタオ祭リノ一員トシテ参加シテイルコトヲ、光栄ニ思イマス!」と、2回目の出演を喜んでいた。

湘南乃風(撮影:青木カズロー)

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すっかり日が沈んだ頃、MOSSAI STAGEにはRIZEの3人が繰り出す轟音が鳴り響く。JESSE(Vo, G)は「20年バンドやってて、氣志團とダチやってて、初めてここ立ってるぜ。今日ここで奇跡がいっぱい起きてるぜ」と語り、「日本刀」「カミナリ」などでアグレッシブなプレイを見せつけた。YASSAI STAGEでの湘南乃風のライブは「SHOW TIME」で幕を開ける。「房総の風みんなで起こそうぜ!」というMCに応えるように、観客は勢いよくタオルを回した。舞台の照明が落とされ、オーディエンスのペンライトや携帯のライトが灯る中で4人は「純恋歌」を歌唱。感動の光景を作り出した後、彼らは最後に「睡蓮歌」を投下する。花道に氣志團のメンバーも駆けつけタオルを回し、会場の盛り上がりは最高潮に達した。

岡崎体育(撮影:佐藤薫)

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初日もいよいよ終盤へ。MOSSAI STAGEに登場した岡崎体育は「Call on」で難易度の高すぎるコール&レスポンスやハンドクラップを観客に強要し、奇妙な一体感を醸し出していく。そんな彼のパフォーマンスに続いて、YASSAI STAGEではGACKT presents 神威♂楽園のライブがスタート。GACKT扮する神威♂楽園の性徒会長・神威楽斗は「翔くんに『なるべく目立たないでください!』と言われました(笑)。ということで、ガチャガチャにして帰りたいと思います!」と宣言し、T.M.Revolutionの楽曲とTM NETWORKの「GET WILD」をミックスした「GETでHOTでWILDなHIGH PRESSURE」、B'zのヒット曲の数々をすべて「ウルトラソウル!」で締めながら演奏するメドレーなどを披露。オーディエンスを大喜びさせた。

GACKT presents 神威♂楽園(撮影:釘野孝宏)

GACKT presents 神威♂楽園(撮影:釘野孝宏)[拡大]

最後は軽音楽部「S.E.X JAPAN」として、X JAPANの「X」を演奏。神威は本家さながらの激しいドラムパフォーマンスで観客を圧倒した。その後、氣志團がクロージングパフォーマンスとして「ツッパリHigh School Musical(出発編)」を披露し、本編は終了。MOSSAI STAGEでは再び岡崎体育のライブが始まり、帰路につく観客を「FRIENDS」「Q-DUB」で送り出す。岡崎は「翔さん、見ていてくださいね。僕は来年あっちのステージに行きますよ!」と、次回開催時にはYASSAI STAGEへ出演することを宣言。「来年は向こう側のステージでお会いしましょう!」と観客に呼びかけ、初日の全アクトを締めくくった。

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