でんぱ組.inc最上もが、函館で憧れのCharaと「ニューロマンティック」デュエット

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でんぱ組.incの対バンツアー「はやぶさかがやきツアー2016」の北海道公演が、7月23日に北斗市総合文化センター・かなで~るで開催された。

Charaとのトークを楽しむでんぱ組.inc。(写真提供:ディアステージ)

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Chara(写真提供:ディアステージ)

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ツアー中最北の地での開催となったこの日の公演には、シングル「サクラあっぱれーしょん」で最上もがのソロ曲「ニューロマンティック」を手がけたCharaが出演。女性アーティスト同士ならではの艶やかな競演が繰り広げられた。

先攻を務めたCharaは、韻シストBAND、竹本健一(Cho)、mabanua(Per / Ovall)、Luz(Key, Cho)といったアーティストからなる豪華なバンドメンバーを引き連れて登場。モスグリーンのオフショルダーワンピースに、ミラーボールを手にした彼女がステージに現れると会場は華やかな空気で包まれる。Charaは「みんな元気?」と挨拶すると、バンドの豊かなアンサンブルに乗せてコケティッシュな歌声と仕草で歌い始めた。

この日Charaは、アルバム「Junior Sweet」からのナンバーを中心に披露。フリンジのストールを羽織りながら「やさしい気持ち」を、オレンジの温かい照明を浴びながら「ミルク」を熱唱するなど、代表曲を惜しみなく届けていく。ときに甘くせつなく、ときに艶やかなその歌声に観客は聴き入った。MCでCharaは「私、今年25周年だって! やだー」と言いながら、プライベートなエピソードを交えたサービス満点のトークを展開。そして「何かについていくとしたら私は愛についていくよ」という言葉から「Junior Sweet」を優しくソウルフルに歌い上げた。また「あのバンドの再結成もありますし……」というひと言から続いた「Swallowtail Butterfly ~あいのうた~」で場内は高揚感で満たされる。Charaは大ヒット曲を披露し、曲の終わりと同時に大きな歓声と拍手が起きると笑顔を弾けさせた。

でんぱ組.inc(写真提供:ディアステージ)

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対するでんぱ組.incは、でんでんバンドの演奏に乗せて勢いよく現れるとまずは「破!to the Future」を投下。色とりどりのペンライトが光る中で、ステージをところ狭しと駆け回り、気合いの入ったライブを繰り広げる。夢眠ねむはオーディエンスの熱狂ぶりに「北海道は涼しいって言ってたのに熱いじゃん!」とうれしそうに口にし、最上は「すでに最高の気持ち!」と興奮した様子。またメンバーはMCで函館ならではのトークにも華を咲かせ、イカの真似をしながら踊っていた成瀬瑛美のことや、函館名物のラッキーピエロのハンバーガーの差し入れの話、夢眠の趣味である木彫りの熊集めについて楽しそうに話す。

でんぱ組.inc(写真提供:ディアステージ)

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最上の「みんなに最高の夏をお届けします!」という宣言から、6人は「Kiss+kissでおわらない」「ノットボッチ…夏」「おつかれサマー!」で構成された夏メドレーを投下。観客と共にタオルを激しく振り回して大いに盛り上がった。また中盤ではそれぞれの歌声を聴かせるミディアムバラード「キボウノウタ」が披露され、しっとりしたムードに。各メンバーがリードボーカルをとるパートで観客は、それぞれのカラーにペンライトの色を変え6人のパフォーマンスを彩った。その後、彼女たちは再びギアをトップに入れ、「VANDALISM」や「でんでんぱっしょん」といったハイテンションなナンバーを連続で熱演した。

Chara(左)と抱き合うでんぱ組.incの最上もが(右)。(写真提供:ディアステージ)

Chara(左)と抱き合うでんぱ組.incの最上もが(右)。(写真提供:ディアステージ)[拡大]

会場の興奮がピークに達したとき、最上以外のメンバーが一旦退場。客席が紫のペンライトで染まる中、彼女はソロ曲「ニューロマンティック」を歌い出す。彼女があどけない少女のような声で歌っていると、黒いミニドレスに身を包んだCharaが登場。「おおー!」というどよめきのような歓声を受けながら、最上とCharaは見つめ合いながら声を重ねていく。Charaの圧倒的な声に感化されたのか、最上の声は次第に力強く伸びやかになっていき、最後は2人の「愛してるよ」のリフレインが切なく響いた。

曲が終わると最上とCharaは抱き合い、互いのパフォーマンスを称え合う。最上が「この曲はいつも泣きそうになるのガマンしてて……」と口にすると、Charaは「泣いちゃえばいいのにー」と優しく返す一幕も。再びステージに戻ってきた最上以外のメンバーにCharaが「大丈夫でしたか?」と問いかけると、5人は「素晴らしい!」と口々に絶賛する。そしてCharaは「もっとやりたかったわー」と名残惜しそうに、しゃなりしゃなりとステージにあとにした。Charaを見送り緊張が解けた最上が「最後はアドリブだったの!」とセッション裏話を明かすと、夢眠は「(2人の)空気が共鳴してたよ!」と興奮気味にコメントする。最後に6人はファンと一緒にポーズを決めながらツアーのタイトルをコールし、「はやぶさかがやきツアー2016」の4公演目を締めくくった。

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でんぱ組.inc「はやぶさかがやきツアー2016」(※終了分は割愛)

2016年7月28日(木)長野県 ホクト文化ホール 中ホール
<出演者>
でんぱ組.inc / スチャダラパー

2016年7月29日(金)富山県 クロスランドおやべ
<出演者>
でんぱ組.inc / サンボマスター

2016年8月11日(木・祝)青森県 青森市文化会館 リンクステーションホール青森
<出演者>
でんぱ組.inc / ゴスペラーズ

2016年8月12日(金)岩手県 盛岡市民文化ホール
<出演者>
でんぱ組.inc / 氣志團

2016年8月18日(木)石川県 本多の森ホール
<出演者>
でんぱ組.inc / T.M.Revolution

2016年8月24日(水)埼玉県 大宮ソニックシティ 大ホール
<出演者>
でんぱ組.inc / NICO Touches the Walls

2016年8月25日(木)東京都 Zepp Tokyo
<出演者>
でんぱ組.inc / Fear, and Loathing in Las Vegas

でんぱ組.inc「はやぶさかがやきツアー2016」番外編

2016年9月8日(木)東京都 TSUTAYA O-EAST
<出演者>
でんぱ組.inc / Wienners

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つい言ったぁ~北海道ネット枠(THN) @hokkaidonponet

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