音楽ナタリー

地獄図、サカナ、星野源、アレキら彩った「METROCK」東京2DAYS

2935

[Alexandros]

[Alexandros]

5月14、15日に大阪・METROCK大阪特設会場、5月21、22日に東京・江東区立若洲公園にて野外フェス「TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2016」が開催された。この記事では東京公演の様子をレポートする。

5月21日

21日はオープニングアクトとして、6月25日公開の映画「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」の劇中バンド・地獄図(ヘルズ)がメインステージのWINDMILL FIELDに出演。長瀬智也演じる赤鬼のキラーK(Vo, G)、神木隆之介演じる関大助(G)、清野菜名扮する邪子(B)、桐谷健太扮するCOZY(Dr)の4人は映画そのままのビジュアルでステージに現れ、主題歌「TOO YOUNG TO DIE!」を披露した。大助は「今日はサカナクションを観に来ました! あと高橋優も好きで。あの、(ステージ間の)移動とか忙しいじゃないですか。うまくやれたらいいなと思ってます(笑)」とフェスならではのMCを披露し、オーディエンスの笑いを誘った。

その後もWINDMILL FIELDには、KEYTALKKANA-BOONTHE BAWDIESなどが次々と登場し、圧巻のライブで観客を踊らせ続ける。一方SEASIDE PARKではSHISHAMOBLUE ENCOUNTTHE ORAL CIGARETTESらがパフォーマンス。BLUE ENCOUNTの田邊駿一(Vo, G)は、MCで地元の熊本で起きた地震を振り返り「音楽の力は無意味だとか言われて悔しかったけど、今ある俺らの音楽を1%でいいから信じてくれ!」と呼びかけ、「もっと光を」をアグレッシブに演奏した。

東京スカパラダイスオーケストラのライブでは「美しく燃える森」の演奏時、黒子が歌詞を書いた“めくり”をステージ上でオーディエンスに示して歌わせるという演出を展開。会場には笑い声と大合唱が響いた。NEW BEAT SQUAREに登場したGLIM SPANKYはパワフルなサウンドと松尾レミ(Vo, G)のハスキーで迫力ある歌声で、集まった観客を魅了した。

ゲスの極み乙女。のライブは川谷絵音(Vo, G)の「踊れますかMETROCK! キラーボールで踊れますか?」という叫びから「キラーボール」で幕を開ける。途中、それまでの晴天から一転し大粒の雨が降り始め、ちゃんMARI(Key)が「雨降ってきた! 大丈夫?」と呼びかける。しかしオーディエンスは雨をものともせず、「私以外私じゃないの」「ロマンスがありあまる」などに合わせて楽しそうに踊り続けた。WINDMILL FIELDでトリを飾ったサカナクションは和服姿の踊り手やレーザー光線、和太鼓などの演出を取り入れた豪華な演出で場内を盛り上げる。本編ラストに「新宝島」、アンコールで「Aoi」を披露して1日目を締めくくった。

5月22日

2日目にWINDMILL FIELDのトップバッターを飾ったのはキュウソネコカミ。炎天下の会場に「MEGA SHAKE IT !」「ファントムヴァイブレーション」「良いDJ」などを連投した。NEW BEAT SQUAREの1番手・Suchmosは観客を心地よいサウンドで揺らしていく。ラストに披露された新曲「MINT」でYONCE(Vo)は「横に揺れると楽しいよ!」と呼びかけ、自身も楽しそうにパフォーマンスを行っていた。SEASIDE PARKに登場したOKAMOTO'Sは本番前に星野源「SUN」のカバーを演奏。そのまま本番に入ると、初披露となった新曲「BROTHER」などを陽気なアンサンブルで届けてオーディエンスのテンションを高めた。

くるりはラフな雰囲気でライブを進行。この日出演したボーカリストの中で最年長だという岸田繁(Vo, G)は「昨日の夜、お布団の中で若いみんなを鼓舞するMCとか考えててん。でも無理やから、演奏で鼓舞します」と話して歓声を浴びる。ラストに披露された新曲「琥珀色の街、上海蟹の朝」では、観客がカニのようにピースサインを作り手を左右に揺らしていた。

星野源は長岡亮介(G / ペトロールズ)、ハマ・オカモト(B / OKAMOTO'S)、石橋英子(Key, Marimba)、河村"カースケ"智康(Dr)というバンドメンバーと共にステージに立ち、自身のスマートフォンで観客をバックに記念撮影。その後「地獄でなぜ悪い」「夢の外へ」などをグルーヴィに届けた彼は「去年何万回も歌った。何回歌っても飽きないこの曲をみんなで歌いましょう!」と「SUN」を演奏して観客を沸かせていた。04 Limited Sazabysは「monolith」「fiction」「escape」と勢いよく楽曲を投下して観客を煽ったあと、GEN(B, Vo)の「皆さんの明日とMETROCKの未来に光が射しますように」という言葉から「swim」を披露した。

WANIMAはKENTA(Vo, B)の「昨日から一睡もせず考えよったけど、日本で一番METROCKが好き!」という言葉から、「いいから」「リベンジ」といったナンバーをアグレッシブに投下し、場内を熱気で満たしていく。熊本県出身であるKENTAがライブ終盤に平成28年熊本地震に関して「今熊本が大変なことになっていて……協力してくれた皆さんありがとうございます。これからもよろしくお願いします」と呼びかけると、3人は「THANX」を届けた。

大トリを務めた[Alexandros]は「ワタリドリ」を伸びやかにプレイし観客を魅了。MCは控えめに、庄村聡泰(Dr)の軽快なドラミングが印象的な「city」、繊細なギターのアルペジオが響く「Kiss The Damage」などを次々と演奏していく。ラストナンバー「Starrrrrrr」では観客のシンガロングが会場にハッピーな空気を漂わせていた。アンコールで4人はThe White Stripes「Seven Nation Army」のカバーを少しだけ披露したのち、オーディエンスによる大歓声の中「Dracula La」を投下。最後に川上洋平(Vo, G)が新曲(タイトル未定)をしっとりと弾き語り「METROCK」を締めくくった。

(c)Metrock2016

音楽ナタリーをフォロー