MONOEYES、全国ツアー完走「いつでもここに帰っておいで」

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MONOEYESのライブツアー「Cold Reaction Tour 2015」が12月20日に沖縄・桜坂セントラルでファイナルを迎えた。この記事では12月17日に東京・新木場STUDIO COASTで行われたセミファイナル公演の模様をレポートする。

「MONOEYES Cold Reaction Tour 2015」新木場STUDIO COAST公演の様子。(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle])

「MONOEYES Cold Reaction Tour 2015」新木場STUDIO COAST公演の様子。(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle])

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細美武士(the HIATUS / Vo, G)、一瀬正和(ASPARAGUS、the HIATUS / Dr)、スコット・マーフィー(Scott & Rivers、ALLiSTER / B, Vo)、戸高賢史(ART-SCHOOL / G)の4人によって5月に結成されたMONOEYES。今回のツアーは彼らが7月より行っていた全国ツアー「MONOEYES Cold Reaction Tour 2015」の全30公演のチケットがソールドアウトしたことを受けて実施されたもの。新木場STUDIO COAST公演2日目には大勢のファンが駆けつけ、約2時間のライブを存分に堪能した。

細美武士(Vo, G)(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle])

細美武士(Vo, G)(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle])[拡大]

細美による前説を経て、客電が落とされると場内に「スターウォーズのテーマ」が流れ出し、巨大なバックドロップがステージ後方に吊り上がっていく。意気揚々とステージに現れた4人は細美の「よっしゃ行こうかー!」という声に続いて、1stアルバム「A Mirage In The Sun」の1曲目でありツアータイトルにも冠されたナンバー「Cold Reaction」でライブの口火を切った。そのままアルバムの曲順通りに「Like We've Never Lost」「Just A Little More Time」と楽曲が繰り出されると、フロアにはダイバーが続出。会場は瞬く間に熱気に包まれ、4人の演奏も熱を帯びていった。

「MONOEYES Cold Reaction Tour 2015」新木場STUDIO COAST公演の様子。(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle])

「MONOEYES Cold Reaction Tour 2015」新木場STUDIO COAST公演の様子。(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle])[拡大]

爽快なパンクチューン「When I Was A King」で観客たちがモッシュやダイブをしてMONOEYESの音楽を全力で楽しむ様子に、メンバーからは思わず笑顔がこぼれる。細美は「人のことを貶めて笑ったりとか、そういうんじゃなくて俺たちの世界ではただただ楽しいから笑う。俺の好きな奴らが楽しそうだから俺もつられて笑う。そんな笑いもある。そういう世界は世間からしたら負け犬……いや、そんな誇り高き負け犬の俺たちのテーマソングをやります」と語り、「My Instant Song」に突入。観客たちは彼らとともにシンガロングやジャンプをして、ステージとフロアの一体感がピークを迎えた。

スコット・マーフィー(B, Vo)(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle])

スコット・マーフィー(B, Vo)(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle])[拡大]

その後MONOEYESはScott & Rivers「Homely Girl」やALLiSTER「Somewhere on Fullerton」といったスコットの所属するユニットやバンドの楽曲をカバー。スコットのボーカルに細美がコーラスを重ね、エネルギッシュなコーラスワークでオーディエンスを盛り上げる。細美と戸高によるギターアンサンブルも見せ場の1つで、彼らが向き合ってギターを鳴らすとフロアから大歓声が沸く。この時期にぴったりなウインターソング「Wish It Was Snowing Out」ではミラーボールが反射する光が会場いっぱいに広がり、ひとときのロマンチックな空間を演出した。

戸高賢史(G)(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle])

戸高賢史(G)(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle])[拡大]

バンドは13曲をあっという間に駆け抜け、細美は「俺はやっぱりライブハウスが大好きだ。仲間がメシを食えて、こうやってライブができているだけで夢の中に生きているよう。みんなはライブハウスっていう魔法みたいな空間を抜け出て、日常へ戻る。でも迷ったときはいつでもここに帰っておいで。俺らは足腰がダメになるまで……ダメになったら椅子に座ってでもさ、ライブハウスにいるから」と話し、オーディエンスから喝采を浴びる。そして彼いわく“俺たちなりの別れの歌”「Run Run」でフロアを熱狂させ、さらに「Remember Me」「グラニート」とアッパチューンを連投してライブ本編を締めくくった。

一瀬正和(Dr)(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle])

一瀬正和(Dr)(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle])[拡大]

アンコールでは「My Instant Song」が再び披露され、観客は本編以上に盛大なシンガロングをステージに送る。アンコールが終わり、メンバーが退場してもなお拍手を送り続ける観客たちの前に姿を表した細美は「もう曲がない!」とこれまでに発表したナンバーを本編ですべて披露してしまったことを笑い、再度楽器を手にする。そして4人はこの日2回目となる「When I Was A King」をプレイして、名残惜しそうにステージを去った。

MONOEYES Cold Reaction Tour 2015
2015年12月17日 新木場STUDIO COAST セットリスト

01. Cold Reaction
02. Like We've Never Lost
03. Just A Little More Time
04. When I Was A King
05. Do I Have To Bleed Again
06. Get Me Down
07. My Instant Song
08. Homely Girl(Scott & Riversカバー)
09. 明日公園で
10. Somewhere on Fullerton(ALLiSTERカバー)
11. End Of The Story
12. What I Left Today
13. Wish It Was Snowing Out
14. Run Run
15. Remember Me
16. グラニート
<アンコール>
17. My Instant Song
<ダブルアンコール>
18. When I Was A King

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むー@青森ロックの会 @Bomb_Jack_1982

ALLiSTERのSomewhere on Fullerton懐かしいー。名曲だわー。聴きたかったわー。 MONOEYES、全国ツアー完走「いつでもここに帰っておいで」 - 音楽ナタリー https://t.co/EwPeP9IgnK

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