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新年アニソン始め!「リスアニ!LIVE」今年も大成功

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1月25、26日に東京・日本武道館で「リスアニ!LIVE-4」が開催された。「リスアニ!LIVE」はアニメ音楽誌「リスアニ!」が主催するライブイベント。2010年の初開催以来、4回目を数える今回は総勢14組のアニメ音楽アーティストと声優が出演した。

DAY1

「リスアニ!LIVE-4」初日は、鷲崎健とニッポン放送の吉田尚記アナウンサーの両MCによる前説からスタートした。文化放送のアニメ情報番組「A&G超RADIO SHOW~アニスパ!」のパーソナリティと、ニッポン放送アナウンサーが同じ舞台に立つことにどよめく客席とともに2人は「リスアニ!LIVE-4スタート!」と大合唱。同時にステージ奥と上手、下手の巨大スクリーンにこの日の出演ラインナップを紹介する煽り映像が流れ出し、今年の「リスアニ!LIVE」の幕は切って落とされた。

この日のトップバッターを飾ったのは「リスアニ!LIVE」3年連続出演となるスフィア。寿美菜子、高垣彩陽、戸松遥、豊崎愛生の4人が「Sticking Places」を歌い出すと、アリーナとスタンドはメンバーそれぞれのイメージカラーであるパープル、ピンク、オレンジ、グリーン、そしてグループのイメージカラーであるブルーのペンライトの光で染め上げられる。その後4人は豊崎が「スフィアのすべてがここから始まった」と語るデビューシングル「Future Stream」や、アニメ「アラタカンガタリ ~革神語~」のオープニングテーマ「GENESIS ARIA」などで観客を魅了。「リスアニ!LIVE-4」の切込隊長を見事務めあげた。

2番バッターは「リスアニ!LIVE」初登場の春奈るな。「憧れの武道館で幸せです!」「幼い頃からこの場所に立つのが夢だった」と繰り返す彼女は、アニメ「ソードアート・オンライン」のエンディングテーマ「Overfly」や最新シングル曲「Snowdrop」などを熱唱。「行くぞ武道館!」のシャウトとともに始まった「アイヲウタエ」では「ありがとう!」とステージ上手、下手へと全速力でダッシュ。最後は「せーの!」と8000人とともにジャンプをして武道館を揺らしてみせた。

ソーシャルゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」の出演声優9人からなるTHE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLSのステージは、ゲームのテーマソング「お願い!シンデレラ」でスタート。以降ゲーム内の“パッション”属性キャラを演じる松嵜麗、原紗友里、佳村はるかが、“キュート”属性の津田美波、五十嵐裕美、大橋彩香が、“クール”属性の内田真礼、洲崎綾、福原綾香がそれぞれユニット曲を歌うなど、まさに“アイドル”らしく、かわいらしくパフォーマンスした。

続くOLDCODEXのライブは、ラウドロック直系のサウンド同様タフな展開に。ペインターのYORKE.が白のペンキを塗りたくったキャンバスからマスキングテープをはがし「LisAni!」の文字を浮かび上がらせるパフォーマンスを見せ、ボーカルのTa_2が「声を上げろ!」と煽ると、男性ファンの怒号のような歓声と女性ファンの黄色い悲鳴が響きわたる。またウルトラレッドのペンライトであふれる客席にTa_2が「皆さんのその光る棒は俺の見立てだと青色にもなるってことで」と笑いかければ、たちまち一面ブルー一色に。その光を前に2人が水泳部が舞台となったアニメ「Free!」のオープニングテーマ「Rage on」を叩き込むと、会場のボルテージはこの日何度目かのピークへと引き上げられた。

アニメ「機動戦士ガンダムUC」「進撃の巨人」のサントラで知られる作曲家の澤野弘之のライブは、グランドピアノを奏でる澤野がバンドとともに、3人の女性ボーカリストを招き入れるスタイル。小林未郁が「進撃の巨人」の挿入歌「at'aek ON taitn」などを歌ったのちには、同じく「進撃の巨人」挿入歌「DOA」のボーカリストとしてエイミー・ブラックシュレイガーが登場。アニメ「ガンダムUC」主題歌「RE:I AM」ではAimerがその独特な、しかし美しい歌声を響かせた。

ギター、ベース、ドラムという編成の女性バンドを引き連れてステージに現れたのは川田まみ。「リスアニ!まだまだついてこれるでしょ?」と、アニメ「ヨルムンガンド」のオープニングテーマ「Borderland」をプレイすると、この日が自身の2014年初ライブであることと、デビューライブの会場が日本武道館だったことを明かす。そして「初、初と続いたらゾロ目でいきたいじゃないですか」と新曲「Break a spell」を初披露。続くアニメ「とある魔術の禁書目録」関連楽曲メドレーでは「No buts!」など自身の楽曲はもちろん、黒崎真音の「Magic∞world」までもカバーし、観客の大歓声と大合唱を巻き起こした。

初日のトリを務めたのはfripSide。スクリーンにファンへの感謝の言葉と「レールガン、全部歌います!」とのメッセージが表示されると、南條愛乃(Vo)とsat(Key)はその言葉の通り、アニメ「とある科学の超電磁砲S」の前期オープニングテーマ「sister's noise」などで序盤のセットリストを構成する。

しかしその直後、satはバックバンドとともに「それでは聴いてください」と自身の別ユニットALTIMAの「Burst The Gravity」と、南條の別ユニットμ'sの「僕らのLIVE 君とのLIFE」を唐突にプレイ。南條すらも「なんなの? fripSideなんなの!?」と目を丸くするサプライズを演出する。そして南條が「今度こそfripSideの曲を」と苦笑を浮かべると、2人はライブ本編を再開。「way to answer」「LEVEL5-Judgelight-」「only my railgun」と、アニメ版、ゲーム版の「超電磁砲」楽曲を連発し、アリーナめがけて銀テープが噴射される中、自身のライブと初日公演を締めくくった。

DAY2

前日と同じく鷲崎と吉田アナと8000人の観客による「リスアニ!LIVE-4スタート!」コールで始まった2日目公演のトップバッターは藍井エイル。アニメ「キルラキル」のオープニングテーマ「シリウス」のイントロが鳴り響く中、慌ててステージに駆け込んでくるハプニングこそあったものの、同アニメ挿入歌「サンビカ」や、アニメ「ソードアート・オンライン」オープニング曲「INNOCENCE」などを堂々たるパフォーマンスとともに披露した。また「人との出会いの大切さを歌った」というスケール感のあるバラード「虹の音」を高らかに歌い上げると、客席から万雷の拍手が贈られた。

藍井に続いたのはアニメ「ラブライブ!」の出演声優によるユニットμ's。新田恵海、南條愛乃、内田彩、三森すずこ、飯田里穂、Pile、楠田亜衣奈、久保ユリカ、徳井青空の9人が暗転中のステージに現れた瞬間、μ'sファン、通称“ラブライバー”から割れんばかりの大歓声が。9人はその声と、メンバーのイメージカラーのペンライトの光に包まれた客席を前に、小気味よくフォーメーションを変えながら「僕らは今の中で」「START:DASH!!」などをラブリーに歌い上げ、MCではそれぞれキャラクターの名ゼリフを交えつつ自己紹介。ラブライバーとともにユーモラスながらも熱い空間を作り上げた。

ロイドメガネにノースリーブのGジャン、パッチワークのロングスカートというナードルックの小松未可子はギター、ベース、キーボード、ドラム、トランペットを従えて、アニメ音楽情報番組「リスアニ!TV」のオープニングテーマ「LISTEN!!」をポップに歌い踊る。続くMCではイベント当日、μ'sの久保から謎のLINEメッセージが届いたことを明かし、「ラブライブ!」で久保演じる小泉花陽のセリフで、久保のμ'sでの自己紹介のキーワードでもある「誰か助けてー!」をシャウトして笑いを誘うも、黒のミニドレスに早替えするやその陽気なムードを一掃。新曲「Sail away」や、デビュー曲「Black Holy」のリミックスバージョンをシリアスに歌う二段構えの演出で客席の目と耳を惹きつけた。

4番手は小松と控え室が同じだったという日笠陽子だ。永野椎菜(TWO-MIX)のプロデュース曲「Rhythm Linkage」と、アニメ「ダイヤのA」のオープニングテーマ「Seek Diamonds」をドロップし、威勢よく「ライブハウス武道館へようこそ!」と言い放つも、すかさず小声で「帰りたいんでタクシー呼んでもらっていいですか?」とポツリ。さらにサポートバンドに「ボーイフレンド(仮)」とアバウトに命名するコミカルなMCを繰り広げる。しかしそのボーイフレンド(仮)とともにアニメ「進撃の巨人」エンディングテーマ「美しき残酷な世界」、アニメ「Z/X IGNITION」のオープニングテーマ「EX:FUTURIZE」をタフにパフォーマンスする、硬軟自在のステージを繰り広げた。

爆音でRun-D.M.C.「Walk This Way」をカバーしたALTIMAは、MAON(Vo)の「ここからALTIMAのパーティが始まるので、みんな一緒に楽しんでいってください」との言葉の通り、徹底的に陽性なライブを繰り広げる。MOTSU(MC)の「リスアニ!LIVE」コールに、8000人が「フォー!(4)」と返すやり取りのあとの「CYBER CYBER」では会場と一体となって大「♪CYBER CYBER」コールを巻き起こし、その後もALTIMA史上最速BPMの新曲「Fight 4 Real」や、アニメ「アクセル・ワールド」後期オープニングテーマ「Burst The Gravity」を連投する。

Kalafinaはまずはご挨拶とばかりに「misterioso」「君の銀の庭」でその抜群の歌唱力を武道館中に見せつける。しかもその後にはアップリフティングな「sprinter」「音楽」ではステージ上手と下手へと駆け出したWakanaとHikaruが客席を煽りまくるエモーショナルなパフォーマンスを展開。そしてラストナンバー「アレルヤ」ではKeikoの「皆さんに明るい未来が待っているように祈りを込めて」との言葉の通り再びしっとりと美声を響かせた。

2日間にわたった「リスアニ!LIVE-4」のヘッドライナーはLiSA。オープニングナンバー「traumerei」のアウトロで左手を天高く突き上げ「最っ高に楽しんでいきましょう!」「ピース!」と叫んだ彼女は、そのまま「コズミックジェットコースター」「ROCK-mode」「oath sign」を3連射。「今持ってる体力全部置いてってよ!」「OK! ブッ飛ばして行きます!」という力強い宣言のあとには「best day, best way」「crossing field」とヒットチューンを2連射。前日同様、銀テープがアリーナに降り注ぐ中、彼女が「また来年も一緒にやろうね」と語ったところで2日間、計9時間にわたったイベントは幕を下ろした。

リスアニ!LIVE-4 SATURDAY STAGE
2014年1月25日(土)東京都 日本武道館セットリスト

スフィア

01. Sticking Places
02. HIGH POWERED
03. Future Stream
04. Planet Freedom05. GENESIS ARIA

春奈るな

01 .Overfly
02. TRUE STORY
03. Snowdrop
04. アイヲウタエ

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS

01. お願い!シンデレラ
02. Orange Sapphire
03. アタシポンコツアンドロイド
04. Nation Blue
05. ススメ☆オトメ ~jewel parade~

OLDCODEX

SE. the perfect view
01. kick out
02. カタルリズム
03. #4
04. WALK
05. Rage on
06. sick of it

澤野弘之[nZk](楽曲名 / ゲストボーカリスト)

01. at'aek ON taitn / 小林未郁
02. βios~Before my bodys dry / 小林未郁
03. DOA / エイミー・ブラックシュレイガー
04. RE:I AM / Aimer

川田まみ

01. Borderland
02. FIXED STAR
03. Break a spell
04. PSI-missing~masterpiece~See visionS~Magic∞world~No buts!

fripSide

01. sister's noise
02. eternal reality
03. future gazer
04. way to answer
05. LEVEL5-Judgelight-
06. only my railgun

リスアニ!LIVE-4 SUNDAY STAGE
2014年1月26日(日)東京・日本武道館 セットリスト

藍井エイル

01. シリウス
02. サンビカ
03. コバルト・スカイ
04. 虹の音
05. INNOCENCE

μ's

01. 僕らは今の中で
02. No brand girls
03. Snow halation
04. START:DASH!!

小松未可子

01. LISTEN!!
02. Sail away
03. Black Holy Ha!maguremix
04. 終わらないメロディーを歌いだしました。

日笠陽子

01. Rhythm Linkage
02. Seek Diamonds
03. 美しき残酷な世界
04. EX:FUTURIZE

ALTIMA

01. Walk this way
02. I'll believe~ONE
03. CYBER CYBER
04. Fight 4 Real
05. Burst The Gravity

Kalafina

SE. Overture
01. misterioso
02. 君の銀の庭
03. seventh heaven
04. sprinter
05. 音楽
06. アレルヤ

LiSA

01. traumerei
02. コズミックジェットコースター
03. ROCK-mode
04. oath sign
05. best day, best way
06. crossing field
※「traumerei」の「a」はウムラウト記号付きが正式表記となります。

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