松田翔太主演「ディアスポリス」映画版は9月公開、須賀健太が中国人役で出演

すぎむらしんいちとリチャード・ウーによるマンガを、ドラマと映画で実写化した「ディアスポリス－異邦警察－」。その映画版の正式タイトルが「ディアスポリス -DIRTY YELLOW BOYS-」に決定し、9月3日に公開されることもわかった。

松田翔太が主演、熊切和嘉が監督を務めるこの映画では、原作マンガのエピソードの1つ、ダーティイエローボーイズ編が描かれる。密入国異邦人たちの自治社会で異邦警察官として働く主人公の久保塚が、裏都民のマリア誘拐事件を追う。久保塚は相棒の鈴木とともにマリアの監禁先を突き止めるも一足遅く、彼女は殺されてしまう。その殺害現場から逃げた留学生崩れのアジア人犯罪組織“ダーティイエローボーイズ”の2人の足取りをたどるうちに、ヤクザ・黒金組を含めた三つ巴戦に発展していくというストーリーだ。

このたび、本作の追加キャストが発表された。ダーティイエローボーイズに属する中国人、周（ジョウ）役を務めるのは、「花田少年史／幽霊と秘密のトンネル」「スイートプールサイド」の須賀健太。そして彼と同郷の林（リン）を、オーディションで抜擢されたモデルのNOZOMUが演じる。周は残忍で狂気な男で、一方の林はそんな周に絶対的な忠誠を誓い、彼の命令ならば殺人をも厭わないという役どころ。2人はこの役を、ほぼ全編中国語で演じている。

なお、同じく松田が主演を務める「ディアスポリス－異邦警察－」のドラマ版はMBS、TBS系列にて放送中。