本日10月27日、東京・六本木ヒルズアリーナにて「
「劇場版 MOZU」は、逢坂剛の小説を原作とするドラマシリーズ「MOZU」の劇場版。同時多発した2つのテロ事件を追う公安警察官・倉木を西島が、日本犯罪史における重大事件を陰で操ってきた謎の存在“ダルマ”をビートたけしが演じている。
このトークイベントに参加したのは西島とビートたけし、監督の
2002年に北野武監督作「Dolls(ドールズ)」に出演している西島は、「北野さんは僕を見出してくださった恩人で、僕は勝手に心の師匠だと思ってるんですよ。そんな方と共演できたのは、僕の俳優人生の中でも一番の宝のような時間でした」と熱を込める。ビートたけしはそれを受け「西島くんは着実に実力をつけて、今や日本を代表する人気者になったのに、私に一銭もくれないんです!」と愚痴をこぼした。
フィリピンで1カ月間かけて行った過酷なロケについて西島は、「貴重品を持って行かないでくださいって言われたり、ボディガードがいないと撮影できないような(治安の悪い)ところへ行ったりしました。日本では考えられないようなカーアクションを撮って、僕も肋骨にヒビが入ったり、肩を壊したり、角膜を剥がしたり……」と苦労を述べていくも、最後に「それがすごい楽しかったです」とまとめてキャストらを驚かせる。さらに倉木とダルマが対峙するクライマックスシーンについてビートたけしは「顔が全部特殊メイクで覆われていて、ただでさえ暑いのに周りが本物の火なんですよ。チャーシューにされたあとにラーメンに入れられたみたいな気持ちでした。監督がまた粘るから、『もう1回お願いします!』って安いソープの客みたいにしつこいんですよ。でも、あの粘り方は勉強になりましたね。私が映画を撮るときは、いつももう1回撮りたくても『OK! 編集があるから』って言ってたんですけどね(笑)」と語り、映画監督・北野武としての一面ものぞかせた。
その後キャストらは、ワールドプレミアの舞台挨拶を行うため、第28回東京国際映画祭が開催中のTOHOシネマズ 六本木ヒルズへ。オススメのシーンを聞かれた西島は、「あるカーアクションシーンが見どころです。今日は忙しくて来ていないんですが、長谷川博己くんがまたとんでもない演技をやっているので。初めて観られる海外の方は『なんなんだこいつは』と感じると思います(笑)」と、海外メディアや観客へ向けて長谷川を紹介。続いて香川が、フィリピンの廃墟で撮影をしたときにスタッフから「部屋に住み着いているコウモリの糞の粉を吸うと死ぬ」と脅されたエピソードを明かすが、同じ現場にいた松坂や池松は何も知らされていなかったと証言し始める。伊勢谷が「香川さん、それ馬鹿にされてたんじゃないですか? 死ぬわけないでしょ!」とふざけたことからキャストらは“コウモリの糞”トークで持ちきりになってしまい、西島が「映画とコウモリの糞は全然関係ないから!」とツッコむ一幕も。
最後にビートたけしは「映画を観たあとに友だちや同僚に感想を聞かれると思いますが、とにかく私の名前を出して『たけしがすごい!』と褒めてください」と冗談混じりにアピール。そして西島が「こうやって並んでみても信じられないような豪華なキャストの方々、特にたけしさんに出演していただき、僕の俳優人生の中で宝物になりました。アクションだけでなくこの演技合戦をぜひ観ていただきたいです」と締めくくった。
「劇場版 MOZU」は11月7日より全国ロードショー。
※動画は現在非公開です。
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- 「劇場版 MOZU」公式サイト
- 「劇場版 MOZU」予告編
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