「猫侍」初日、LiLiCoと白猫あなごが北村一輝をめぐって火花を散らす

本日9月5日、「猫侍 南の島へ行く」の初日舞台挨拶が東京・シネマート新宿にて行われ、キャストの北村一輝、LiLiCo、猫のあなご、監督の渡辺武が出席した。

主人公の斑目久太郎を演じた北村は「こんな映画で……どうもすみません。やりすぎました！ ゆるいゆるいとは言っていましたが、やりすぎました」と、渡辺は「こんなバカな映画ですみません！」と会場を埋め尽くした「猫侍」ファンへ冗談交じりに謝罪。

女海賊お蓮役のLiLiCoは「完成披露の時は映画の中で着てた海賊の衣装だったんですよ！ 4回くらいクレームを出したのに！ 今回はプロデューサーに『ドレスだよね？』って決めつけたメールを送ったら『そうです』って返事がきたんです。やっとドレスで北村さんに会えるからうれしくって！」と、艶やかなドレス姿で満足気に語った。そして撮影時の思い出を尋ねられると、LiLiCoは「映画の中に壁ドンのシーンがあったでしょ？ うらやましかったでしょー？ もう『よっしゃー！』って、心の中でガッツポーズですよ。あの瞬間に、一緒にいたあなごちゃんの耳がぶわって後ろに反れて。女としてのジェラシーを感じてすごく気持ちよかったです！」と満面の笑みに。

さらに劇中で玉之丞役を務めた白猫のあなごが登場すると、会場は大きな歓声に包まれる。北村に抱きかかえられると、安心したのか眠そうな表情を見せるあなご。その様子を目にしたLiLiCoは「北村さんに抱かれているから『完全にLiLiCoに勝った』と思ってるんじゃないかしら。ぜんぜん面白くない！ 今日って自分がヒロインを務めている映画の初日ですよね？ 何かしらこの気持ちは。北村さん、あとで抱いて？」と勢いよくまくしたて、会場を盛り上げる。

最後に北村が「監督がまず謝っとけって言っています。本当にどうもすみませんでした。皆さんには『許す』という気持ちを持って観ていただければ。お客さんに最後の最後まで楽しんでいただきたいという思いで作りました。行き当たりばったりの映画ですが、どうぞ応援してください！」と観客にメッセージを送り、舞台挨拶を締めた。

「猫侍 南の島へ行く」は、斑目久太郎と彼の愛猫・玉之丞の日々を描いた「猫侍」シリーズの劇場版第2弾。本作では四国を目指し小舟に乗ったものの漂流した久太郎と玉之丞が、たどり着いた地で謎の“部族”に捕まるという絶体絶命の展開が描かれる。

※動画は現在非公開です。