池岡と阿久津はブレザーの制服を着用して登場。映画の撮影で約2年ぶりに制服を着たという池岡は「(自分の)高校時代は学ランだったので、今日もネクタイが上手く結べずメイクさんに直してもらいました」と照れ混じりに語った。阿久津も「僕も結ぶのが苦手です。ボーイスカウトに入っていたので縄を結ぶのは得意なんですが」と続け、会場の笑いを誘う。
映画の見せ場を問われると、阿久津は「安藤ソラと若宮四季という女の子のシーンを観てほしいです。青春の“かほり”がするんです」と即答。これを受け池岡は「女性と演技をするという経験があまりなかったのでドキドキしました」と撮影を振り返る。片岡監督は阿久津が演じる瞬に恋をする女子のエピソードを見どころとして挙げ、「原作にはないエピソードなので観てもらえれば」と呼びかけた。
撮影が12月に行われた本作。阿久津が「半袖半ズボンで撮影をしたシーンもあって大変でした」と語れば、池岡も「みんなでおしくらまんじゅうをして温めあいました」と発言し、現場での苦労を明かす。寒い中での撮影で一致団結できたという阿久津は「作品の表記にちなんで、毎年1月11日に出演者で集まろうと決めたんです」と語り、出演者の仲の良さをアピールした。
また片岡監督は映画について「スタッフとキャスト全員が、サッカーチームのように一丸となって作り上げた作品です。何か少しでも心に引っかかる部分があればうれしいです」とコメント。最後に池岡が「皆さんがサポーターズになって一緒に作品を盛り上げてくれたらなと思います」と観客に語りかけ、舞台挨拶は締めくくられた。
「1/11 じゅういちぶんのいち」はジャンプスクエア(集英社)にて連載されている、サッカーを通じてさまざまな人間模様を描き出す連作シリーズ。映画は4月5日よりシネ・リーブル池袋、TOHOシネマズ川崎ほか全国で公開される。
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