More Anime on YouTube|アニメ「アイシールド21」名言&名シーン5選 成長への第一歩を踏み出す言葉たち

YouTubeで手軽に、いろんなアニメが観たい! そんな人にオススメなのが“More Anime on YouTube”Supported by au(以下:More Anime on YouTube)。アニメのYouTube配信を支援しているMore Anime on YouTubeの特設サイトでは、YouTubeの各種公式チャンネルで今観られるアニメ、これから観られるアニメを随時紹介している。

More Anime on YouTubeの一環として、9月15日から21日まで稲垣理一郎・村田雄介によるマンガを原作としたアニメ「アイシールド21」第1話から13話が公開される。同作はパシリ人生を送ってきたことからズバ抜けた俊足を持つセナこと小早川瀬那が、アメリカンフットボールを通じて成長していく物語。TVアニメは2005年から2008年にかけて放送され、当時の少年たちの胸を熱くさせた。第13話までのエピソードでは、セナたち泥門デビルバッツのメンバーが続々と集まり、アメリカンフットボール選手として歩み始めるさまが描かれる。

コミックナタリーでは、そんな泥門のメンバーや、ライバルたちの“成長の始まり”にフォーカス。第13話までに登場した名言5選とともに、名シーンと作品の魅力を紹介していく。

文 / Honda Yuuki

名作続々!YouTubeで公開予定のアニメ

9月8日(月)0:00
~21日(日)23:59
「異世界食堂」第1期(全12話)
9月15日(月)0:00
~21日(日)23:59
「アイシールド21」第1話~13話
9月22日(月)0:00
~28日(日)23:59
「MASTERキートン」第1話~13話
9月29日(月)0:00
~10月5日(日)23:59
「逆境無頼カイジ Ultimate Survivor」第1話~12話

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「アイシールド21」あらすじ&見どころ

気弱で引っ込み思案な高校生・小早川瀬那。幼い頃からパシリ人生を送ってきたことから知らず知らずのうちに驚異的な俊足を身につけていたセナは、その走力を買われ、私立泥門高校アメフト部「泥門デビルバッツ」に入部する。色付きアイシールドで顔を隠した謎の選手“アイシールド21”となったセナが、アメフト選手として、そして1人の人間としても成長していく青春スポーツ物語。

見どころは迫力満点のアメフト描写と、キャラクターたちが繰り広げる人間ドラマ。セナの光速ランだけではなく、試合中に見られるさまざまな戦略や心理戦により、手に汗握る展開を思う存分に楽しめる。不安や弱さ、葛藤を抱えながらも挑戦を続ける選手たちの姿や、仲間たちとの熱い絆は、観る者の胸を熱くさせる。

第4話 小早川瀬那 僕、アメフト部に残るよ。
続けたいんだ、アメフト!

幼い頃からいじめられてきた主人公・セナと、彼を守ってきた1歳上の幼なじみ・姉崎まもり。まもりにとってセナは守るべき存在で、高校生になっても手のかかる弟のようなものだった。そんなセナがまもりの庇護下から抜け出し、強くなるため口にしたのがこの言葉だ。

第4話「その手に掴むもの」より。 © 米スタジオ・ビレッジスタジオ/集英社・テレビ東京・NAS

第4話「その手に掴むもの」より。 © 米スタジオ・ビレッジスタジオ/集英社・テレビ東京・NAS

トレーニング中に疲れ果てグラウンドに倒れこんだセナを見て、アメフトなんてとても続けられないとまもりは退部を勧める。自分を心配そうに見つめるまもりの顔を見てセナが思い出すのは、彼女に守られるだけの情けない自分ばかり。セナはまもりに感謝しつつも自分を変えたいと強く願い、彼女が差し伸べてくれた手を優しく離す。「大丈夫、1人で立てる」と言って。

第1話からこれまで、ヒル魔こと蛭魔妖一に無理やりアメフト部に入れられ、振り回されてきたセナ。第3話で描かれるデビュー戦・恋ヶ浜キューピッドとの試合も嫌々ながらの出場だった。しかし、この試合で記録する初めてのタッチダウンに高揚したセナは変わり始め、痛くて怖いという認識しかなかったアメフトを続けると決める。「アイシールド21」におけるセナの物語は、ここから本格的に始まるのだ。

第5話 蛭魔妖一 アメフトに偶然はねえ
ラッキーパンチってのは狙って出すもんだ!

ハッタリを織り交ぜた心理戦が得意で、相手と駆け引きするシーンが多いヒル魔。王城ホワイトナイツ、西部ワイルドガンマンズといった全国レベルの強豪も翻弄する策士っぷりは他の追随を許さない。このセリフには、そんな彼の本質が詰まっている。

第5話「0.5秒のボディーガード」より。 © 米スタジオ・ビレッジスタジオ/集英社・テレビ東京・NAS

第5話「0.5秒のボディーガード」より。 © 米スタジオ・ビレッジスタジオ/集英社・テレビ東京・NAS

東京都春大会の2回戦、ヒル魔率いる泥門デビルバッツの対戦相手は優勝候補の王城ホワイトナイツ。素人だらけの急造チームである泥門と、大会制覇のために鍛え上げてきた強豪・王城では、真正面から戦っても勝ち目はない。だがこうした状況をかき回すことこそ、ヒル魔の得意な戦法だ。まだほとんど情報が漏れていなかったセナを隠し玉として起用し、鉄壁を誇る王城ディフェンスからまさかの先制タッチダウンを奪取。その後も王城を撹乱して、素人同然のセナが相手のパスを奪うチャンスを作り出す。

この王城戦をはじめ、泥門は格下として描かれることが多い。劣勢に立たされる試合が大半なため、勝利を飾るときは大抵がド派手な逆転劇になる。劇的な試合展開は奇跡といった言葉で形容したくなるが、よくよく振り返ってみるとヒル魔の策略に則った必然の勝利のようにも思えてくる。ヒル魔にとって“アメフトに偶然はない”のだから。

第9話 雷門太郎 俺、そっちでキャッチの達人、目指します!

野球部で事実上のクビを言い渡されるモン太こと雷門太郎。彼がアメフトへの転向を決意したときに言ったのがこの言葉だ。

第9話「キャッチの達人」より。 © 米スタジオ・ビレッジスタジオ/集英社・テレビ東京・NAS

第9話「キャッチの達人」より。 © 米スタジオ・ビレッジスタジオ/集英社・テレビ東京・NAS

モン太はキャッチの達人であるプロ野球選手・本庄勝に憧れて、幼い頃からひたすらボールを捕る練習に明け暮れてきた。長年かけて培った抜群の捕球力には目を見張るものがある反面、ほかの技術はかなり拙く、野球部では3軍行きを命じられてしまう。意気消沈するモン太だが、のちに親友となるセナに誘われて、泥門デビルバッツへの加入を決める。その決断を下す夜にモン太は、本庄からもらった大切なグローブを前に号泣。「本庄さんすみません! 俺、野球選手にはなれませんでした」と、悔し涙を流す。キャッチに命を懸けていると豪語していた彼の決断の重さが痛いほどに伝わってくるシーンとセリフだ。

野球では活躍の場が得られなかったモン太だが、各ポジションに一芸に秀でた選手を当てはめるアメフトにおいて、彼のキャッチ能力は強力な武器になる。泥門にとってもパスの受け手となる待望のレシーバーが加入する意義は大きく、モン太はパス能力に長けた司令塔・ヒル魔とコンビを形成。ランに特化したセナとキャッチに特化したモン太を使い分け、攻撃のバリエーションが増えた泥門は、ノーマークの弱小から注目すべきダークホースへと成長していく。

第10話 桜庭春人 虎吉の見たスーパーキャッチ、
まぐれじゃなくしてみせる。
練習して、必ず強くなる

過剰な評価と本当の自分とのギャップに苦しむ桜庭春人。一時は自暴自棄になった彼が前を向き、ファンの少年・虎吉に向かって言った再起の誓いがこのセリフだ。

第10話「ヒーローの資格」より。 © 米スタジオ・ビレッジスタジオ/集英社・テレビ東京・NAS

第10話「ヒーローの資格」より。 © 米スタジオ・ビレッジスタジオ/集英社・テレビ東京・NAS

アイドルとしても活動し、世間では強豪・王城ホワイトナイツの顔として知られている桜庭。マスメディアを通してチームのエースと祭り上げられるが実状は異なり、平凡な一選手に過ぎない。さらに王城には高校アメフト史上最強のラインバッカーと称されながら、決して現状に甘んじず努力を続ける天才・進清十郎が絶大な存在感を示しており、劣等感は募るばかりだった。

アメフトとアイドルのどちらも中途半端なまま悩む桜庭は、東京都春大会の泥門戦でベンチから不用意にフィールドへ入ってしまいセナと激突。入院する怪我を負う。チームの力になれないばかりか不注意で負傷離脱する有り様に桜庭は自暴自棄になり、同じ病室になった虎吉にひどい態度をとってしまう。その現場を目撃したセナとモン太はなんとか桜庭を励まそうとするが、自分は王城に必要のない存在なんだと思い込む彼に言葉は届かない。重苦しい空気が漂う中、セナはアイシールド21の姿になって桜庭を激励し、ついに彼の心を動かすのだった。そうして桜庭は虎吉に向けて「必ず強くなる!」と誓う。この第10話は、ライバルの葛藤も丁寧に描写される「アイシールド21」の醍醐味が詰まったエピソードになっている。

第10話 小早川瀬那 強くなるんだ、嘘がホントになるように

このセリフには、セナの「弱い自分を変える」という決意が込められている。今はまだ“アイシールド21”という嘘の仮面を被っているが、いつかは一人前の選手としてフィールドに立つ──その誓いを自らの胸に刻む言葉だ。

第10話「ヒーローの資格」より。 © 米スタジオ・ビレッジスタジオ/集英社・テレビ東京・NAS

第10話「ヒーローの資格」より。 © 米スタジオ・ビレッジスタジオ/集英社・テレビ東京・NAS

“光速のランニングバック”として名を馳せることになるセナだが、彼がすぐに一人前の選手なれたかと言えばそうではない。相手の骨を折ったという進のタックルに戦慄して、東京都春大会の王城ホワイトナイツ戦では試合開始前に逃げ出そうとする。さらに試合が始まると、進との圧倒的実力差を痛感。進から受けた強烈なタックルの痛みが過去のいじめを思い出させて、どうしようもなく涙が出てくるシーンは、セナのトラウマの深さを物語る。それでもセナは、最後には勇気を振り絞ってフィールドに立った。進への憧れと対抗心をバネにして、頼れる仲間たちの気迫あふれるプレーに勇気をもらい、徐々にたくましくなっていく。

セナがこのセリフを言うシーンの直前には、前述したセナと桜庭の一幕が描かれる。周囲が作り上げた偽りのイメージとの差異に悩む桜庭は、正真正銘の“王城のエース”を目指して奮起するキャラクターで、セナと同じように“嘘をホント”にするために努力を惜しまない。セナと桜庭の境遇は違うが、強くなるために足掻く者同士なのだ。そしてそれは、「アイシールド21」という作品に登場する多くのキャラクターにも共通している。

「アイシールド21」が観られるのは9月21日まで!

観る者の胸を熱くさせるドラマが幾重にも展開される「アイシールド21」。同作にはセナをいびる不良からチームメイトになっていくハァハァ3兄弟、桜庭のよき理解者として彼の成長を見守る王城の司令塔・高見伊知郎ら、魅力的なキャラクターがまだまだ登場する。彼らやセナの出発点となるエピソードを、ぜひMore Anime on YouTubeも活用して見届けてほしい。「アイシールド21」第1話から13話の配信期間は、9月21日まで。YouTubeにて期間限定で楽しめるアニメを続々紹介するMore Anime on YouTubeを、この機会にチェックしてみては。

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