東京・こまばアゴラ劇場が5月末をもって閉館。これに伴い、
本日12月1日、こまばアゴラ劇場の公式サイトに平田のメッセージが掲載された。平田は自身の父が開業した同劇場の支配人に、23歳で就任したことを振り返りながら、「現在も負債は多く残っており、私の人生の残り時間を考えると、健康上など不測の事態が起きた場合に、債務不履行の状態に陥る懸念があります。そこで、債務超過に至っていない今の段階で資産を処分することといたしました。いずれはこのときが来ることを覚悟していましたが、コロナ禍、諸物価の高騰、メンテナンス費用の増大などがあいまって早めの決断を迫られました」と閉館に至った経緯を明かし、「ここまで劇場を応援してくださった皆様には、突然のお知らせとなりますがご容赦いただければと存じます」とつづった。
なおこまばアゴラ劇場の2023年度ラインナップ作品は、引き続き上演される予定。また4・5月にもいくつかの公演が予定されている。詳細は続報を待とう。
こまばアゴラ劇場の経営母体である有限会社アゴラ企画は、青年団の稽古場・アトリエである東京・アトリエ春風舎の運営を引き続き行うと共に、青年団の親会社として活動を継続。また平田が芸術監督を務める兵庫・江原河畔劇場も存続するほか、有限会社アゴラ企画が行ってきた人材育成、ワークショップなどの教育普及活動は今後も行われる。
平田オリザのほかの記事
タグ
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
こまばアゴラ劇場が2024年5月末で閉館 - ステージナタリー https://t.co/C8cVV1WX2Q
“5月末をもって閉館。これに伴い、平田オリザが同劇場の芸術総監督を退任”