櫻井翔がTBSの7月期ドラマ「笑うマトリョーシカ」に出演、物語を司る若き政治家に

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TBSの7月期の金曜ドラマとして、「笑うマトリョーシカ」が放送されることが決定。主演の水川あさみ、共演の玉山鉄二櫻井翔)の出演が発表された。

「笑うマトリョーシカ」キービジュアル

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早見和真「笑うマトリョーシカ」表紙(c)早見和真「笑うマトリョーシカ」(文藝春秋)

早見和真「笑うマトリョーシカ」表紙(c)早見和真「笑うマトリョーシカ」(文藝春秋)[拡大]

このドラマは、早見和真が2021年に発表した同名小説の実写化作品。若き政治家・清家一郎と有能な秘書・鈴木俊哉の奇妙な関係、そして彼らを取り巻く黒い闇に1人の新聞記者が迫っていくスリリングな“ヒューマン政治サスペンス”で、水川は異様なまでの探求心を持つ主人公の新聞記者・道上香苗を演じる。

玉山は清家を長年支えている謎多き秘書、鈴木を演じ、櫻井は物語を司る政治家・清家を演じる。櫻井がTBSの連続ドラマにレギュラー出演するのは、2010年放送の「特上カバチ!!」以来、約14年ぶり。出演に際し、櫻井は「これまで報道番組で政治家の方にインタビューしてきた自分が、今度はフィクションとして政治家を演じることになり、自分もそのような年齢になったのかと驚くと共にうれしくもありました。最近はニュースで政治家の方を見るたびに、“何かヒントはないか”という視点で、つい観察もしてしまいます」とコメント。「マトリョーシカの殻を外していくように、さまざまなことがどんどん出てくるストーリー展開で、視聴者の方をどう騙しながら話が転がっていくのか。今まで感じたことのない“違和感”を楽しんでもらえる作品にしていきたいです」と意気込みを語っている。

水川あさみ コメント

原作を読ませていただいて、人の“業”や他人には見せたくない人間の側面にある“謎”の部分が描かれているところに興味をもちました。私が演じる道上は、行動力があり、不器用なくらいまっすぐな女性です。好奇心が強く気になったことは突き止めずにはいられない性分。人として面白いなと思いました。新聞記者という設定に捉われすぎずに、そういう彼女の人間性に深くフォーカスして演じていきたいです。また玉山さん、櫻井さんという共演経験もあってよく知ったお二人と、いいハーモニーを生んでいけたらと思っています。さまざまな謎が絡み合う中で、道上は視聴者の皆さんと同じ視点で進んでいきます。一つ一つ謎を見極めながら、没頭していく道上の生々しさが見てくださる方にも伝わればいいなと思います。

玉山鉄二 コメント

本作は人間の欲望やえぐみを生々しく描いた、斬新な作品だと思います。その中で僕が演じる鈴木は、櫻井さん演じる清家を総理にするためなら自分のものを全て捧げるような男です。その関係がはたしてピュアなものなのか。鈴木が清家を利用しているのか、それとも利用されているのか……よく分からないその複雑な関係性を、推測しながら楽しんでいただけたらと思います。水川さんとは、約20年ぶりの共演になります。お互い環境も変わって大人になりましたが、会ってみたらまったく変わっていなくてホッとしました。櫻井さんは、「今まで出馬してなかったんですか?」と思うくらい、清家役がぴたっとハマっている感じが僕の中であって。共演は初めてですが、僕が思い切って自分をぶつけることで、それが“疑惑”に映ったり、“いい違和感”を生んでいけたらいいなと思います。そしてそれを追う道上の行動を見て、スッキリしていただけたらうれしいです。

櫻井翔 コメント

これまで報道番組で政治家の方にインタビューしてきた自分が、今度はフィクションとして政治家を演じることになり、自分もそのような年齢になったのかと驚くと共にうれしくもありました。
最近はニュースで政治家の方を見るたびに、“何かヒントはないか”という視点で、つい観察もしてしまいます。
また、同世代の水川さんと玉山さんと同じ目標に向かっていけることもうれしく思っています。
水川さんとは約10年前にかなりコミカルな夫婦役でご一緒して以来なので、シリアスな本作で対峙できることがとても楽しみです。
初共演となる玉山さんとは作品同様に、現場でも頼りながら過ごしたいと思っています。
マトリョーシカの殻を外していくように、さまざまなことがどんどん出てくるストーリー展開で、視聴者の方をどう騙しながら話が転がっていくのか。
今まで感じたことのない“違和感”を楽しんでもらえる作品にしていきたいです。

プロデューサー・橋本芙美 コメント

いつも接している人が本当はどんな人なのか、ひいては自分って本当はどんな人間なのか。
早見和真先生の原作小説「笑うマトリョーシカ」を読んで、そんなことを考えるようになりました。
今回の金曜ドラマは、「人間の本性」に迫り、その「人間」のこわさ、おもしろさ、かなしさをこれでもかというほど詰め込んでいきます。

舞台は政治ですが、決して堅くも暗くもなく、いくつもの謎と欲望が絡みあうサスペンス要素と、家族の歴史、親子の繋がり、友情といったヒューマン要素を色濃く含んだエンターテインメント作品です。
あえて言葉にしますが、「誰もが楽しめる、ヒューマン政治サスペンス」です。
早見先生の、人間の深部に迫る傑作小説をベースに、早見先生と打ち合わせもさせていただきながら作り上げた脚本は今までになくスリリングで、そしてその魅力的な登場人物たちを、水川あさみさん、玉山鉄二さん、櫻井翔さんというこの上なくワクワクする最高のキャストの皆様が演じてくださることが今からとても楽しみです!
マトリョーシカを1つ1つ開けていった芯の部分で、最後に笑っているのは誰か!?
ジェットコースターに乗っているような感覚で毎週金曜の夜を楽しんでいただけたらうれしいです。
暑い夏に負けないように、スタッフ&キャスト一同、みんなで頑張りますので応援の程、よろしくお願いいたします!

原作・早見和真 コメント

自分にとっての「おもしろい」とは何か?
自分はこれまでどんな作品を「おもしろい」と感じ、打ちひしがれてきたのか?
「笑うマトリョーシカ」はそういったことをはじめて分析し、噛み砕き、逆算して書き上げた物語です。
同じものを書けと言われても二度と書けない気がします。
似たようなニュアンスでも難しいかもしれません。
行き当たりばったりとは言いませんが、ずっとギリギリの綱渡りを続けているような執筆期間でした。

僕にとって一番おもしろいものは「人間」であり、「人間の業」以外にありません。
では、その「業」とは何なのか。
最後の最後まで「おもしろい」に全神経を注いだ作品です。
それが映像でどう表現されているのか、放送を心待ちにしています。

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