Little Glee Monster、メンバー愛にあふれた5周年ツアーファイナル

Little Glee Monsterの全国ツアー「Little Glee Monster 5th Celebration Tour 2019 ～MONSTER GROOVE PARTY～」の最終公演が本日11月3日に東京・国立代々木競技場第一体育館で開催された。

メジャーデビュー5周年を祝して8月より全国各地で行われてきたリトグリ史上最大規模となる本ツアー。ファイナルで彼女たちは東京オリンピック・パラリンピックに向けた改修を終えたばかりの国立代々木競技場第一体育館を舞台に、約2時間半にわたってパフォーマンスを繰り広げた。

ガオラー（Little Glee Monsterファンの呼称）の拍手に迎えられて登場したリトグリは「ECHO」でライブを開始。エネルギーに満ちた歌声でオーディエンスを圧倒したあと、「私らしく生きてみたい」では時折メンバー同士が目配せをし、リラックスした表情を見せた。スタンドマイクを前に「恋を焦らず」を歌い終えると、MAYUが「ファイナル調子はどうだ！」とファンの反応をうかがう。続いてアサヒは今回が国立代々木競技場第一体育館のこけら落とし公演であることを話題にし「こけら」「落とし」のコール&レスポンスを展開。観客から大きなリアクションが返ってくると、「（こけら）落ちたわ……！」と驚きの声を上げた。芹奈はさまざまな災害に見舞われた今年を振り返り、音楽に向き合うことこそが自らがやるべきことだと語る。そして5人は「好きだ。」や「世界はあなたに笑いかけている」などリトグリの代名詞的な楽曲をノンストップで歌唱した。

リトグリの軌跡をたどるライブ映像がスクリーンで流れたあと、ライブはソロコーナーに突入。ドレッシーな衣装に身を包んだかれんは「会いにゆく」でピアノの弾き語りを披露し、パンツスーツ姿のMAYUは井上陽水「いっそセレナーデ」のカバーでクールな雰囲気を演出した。続くアサヒは石川ひとみ「まちぶせ」をキュートな仕草を交えて歌い、manakaはサンプラーを駆使してKimbra「Settle Down」をハイテンションにカバー。ラストの芹奈は露出度の高いワンピースを身にまとい、クリスティーナ・アギレラ「Nasty Naughty Boy」で艶っぽいダンスを見せた。

それぞれの個性が光るソロコーナーが終わり、再びステージに集まった5人は「だから、ひとりじゃない」や「My Best Friend」を笑顔でパフォーマンス。「幸せのかけら」「いつかこの涙が」をエモーショナルに届けたあと、「君に届くまで」でファンから募集した写真をバックに温もりのある歌声を響かせた。ライブ終盤、「5周年をもっとお祝いしていきましょー！」という芹奈のひと言でスタートしたのは「代々木SPメドレー」。初期の楽曲「青春フォトグラフ」から新曲「I Feel The Light featuring Earth, Wind & Fire」まで、リトグリのこれまでを振り返るような内容にガオラーから歓喜の声が上がった。大盛り上がりを見せたメドレー後には場内から金銀のテープが放たれ、本編を華やかに締めくくった。

アンコールに応えたリトグリはステージ中央に集まり「Everything could be your chance」をアカペラで歌い始める。だんだんと力強さの増すボーカルに演奏が加わると、会場は感動的なムードで満たされた。パフォーマンスを終えた芹奈はスタッフや観客に感謝を伝え「みんなが1日1日を乗り越えられる力になるような歌を歌っていきたい」と観客に誓う。そして「私はリトグリが本当に大好きです」と声を詰まらせながら語った。観客が拍手で彼女たちの熱演を称える中、5人は充実した表情でステージをあとにした。

全国ツアーを成功に収めたリトグリは12月11日にニューシングル「I Feel The Light」をリリース。12月21日（土）には本日のライブの模様がWOWOWライブで16:15より放送される。また2020年3月からは全国ツアー「Little Glee Monster Live Tour 2020」の実施が決定。会場の詳細は後日発表となる。