渋谷慶一郎アンプラグドのピアノコンサート開催、オペラ座の新曲ソロverも初披露

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渋谷慶一郎がアンプラグドのピアノソロコンサートを6月18日に東京・HILLSIDE PLAZAで開催する。

渋谷慶一郎 (c)Justine Emard

渋谷慶一郎 (c)Justine Emard

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本公演は2015年にスタートしたコンサートシリーズ「Playing Piano with No Speakers」の続編。渋谷は完全に暗転させた会場の中、マイクもスピーカーも使わないアンプラグドな環境でピアノを演奏する。なおピアノは275cmの巨大なベーゼンドルファーを使用し、5月にパリ・オペラ座の舞台で発表した新曲のピアノソロバージョンも初披露する予定だ。チケットはPeatixで販売中。

渋谷慶一郎 コメント

“Playing Piano with No Speakers”というコンサートシリーズは2015年にスタートした。マイクもスピーカーも使わないアンプラグドなピアノソロという極めてシンプルなコンセプトで、同時にピアノ・ソロのコンサートをどれだけ無駄なものを削ぎ落とせるか?という問いでもあった。

ピアノ・ソロ自体が僕の活動の中では最もシンプルな形態なので、そこからさらに引き算をしていくと、衣装やMCはもちろん照明、曲間、アンコールまでなくして、暗転の中、前半と後半を分ける休憩までの間を一気に自分の曲、即興、クラシックをマッシュアップしてピアノを弾き破るという方法に行き着いた。

これはうまく言えないけど無時間の表現というか、時間と空間の境界が溶けていくような感覚があって、それは聴く方も同じな気がする。

ピアノから直接出る音、楽器が共振する音だけを限られた人数で聴く。

ただそれだけのことをコンサートという形態でやるには良いピアノとそれに見合った空間が必要になる。

今回、2年ぶりにこのアンプラグドな形態でコンサートをやるにあたって、会場は代官山のヒルサイドプラザを選んだ。

この会場は5年前に“Playing for maria”というコンサートをやったので残響やピアノの感触はよく覚えている。

また、ここにある275センチメートルの巨大なベーゼンドルファーのコンサートグランドを弾く感覚は船を操縦するようなスリルがあることも身体が覚えている。

もちろん会場は暗転でスピーカーも使わず、ピアノは会場の中心に設置して客席はそれを囲むように配置する。コンサートに際して調律も入念に行うことになっている。

先日パリのオペラ座で発表した新曲もピアノソロで初めて弾こうと思っている。

また、この日はmariaの10回目の命日でもあり、コンサートは彼女に捧げたいと思う。

Keiichiro Shibuya Playing Piano with No Speakers

2017年6月18日(日)東京都 HILLSIDE PLAZA

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