「ACTORS」学園祭で置鮎、保志、緑川ら共演

1月25日に東京・Zepp DiverCity TOKYOにて、ライブイベント「ACTORSスペシャルイベント～天翔学園祭～」が開催された。

「ACTORS」シリーズは人気声優たちがボーカロイド曲をカバーするという人気企画で、EXIT TUNESがリリースするコンピレーションアルバムの楽曲を中心に展開されている。今回行われた「天翔学園祭」には、シリーズに参加している声優のうち保志総一朗、木村昴、野島健児、緑川光、竹内良太、置鮎龍太郎、速水奨、小野友樹の8人が登場した。なお、この記事では当日行われた昼と夜の2公演のうち、昼公演の模様をレポートする。

開演時間になりステージ上に保志や置鮎ら8人が登場すると、会場はオーディエンスによる割れんばかりの声援に包まれた。イベントの序盤はドラマパートとなっており、声優たちは手にした台本を読み上げ、架空の学園「私立天翔学園」を舞台にした物語をアドリブを交えながら演じていく。劇中では彼らが演じるキャラクターが文化祭の出し物として歌を披露することになり、保志による「非公開日誌」からライブパートがスタート。木村の「風待ちハローワールド」、野島の「サリシノハラ」と1人ずつボカロ曲のカバーを披露した。

MCでは「僕は初音ミクとキスをした」を歌唱した緑川が、「“緑の世界”の中でもトップクラスに有名な初音ミクの曲が歌えて光栄です」とコメント。また木村は「いつもはマイクの前ばっかりで、お客さんの前で演じることが少ないから、今日は緊張してます。でもすごく気持ちいい」と話し、慣れないステージでありながらもイベントを楽しんでいる様子を伺わせた。

イベントの中盤には8人が2つのチームに分かれ、ジェスチャーゲームが行われた。彼らは「こたつ」「温泉」「桃太郎」といったキーワードを、体全体を使って表現。観客たちは興奮した様子で普段観ることのできない声優たちの貴重な姿を見守っていた。イベントが後半に差し掛かり、置鮎が「心拍数♯0822」をしっとりと歌い上げてライブを再開をさせると、木村が164の代表曲「shiningray」を、速水がNemの「シザーハンズ」を熱唱する。オーディエンスは声優たちが演じるキャラクターのイメージカラーを灯したサイリウムを一斉に振り上げ、演者とともにライブを盛り上げていく。竹内がハイテンションなパフォーマンスで「いろは唄」を披露し、小野が「吉原ラメント」を艶やかに歌い上げたところでイベントはエンディングへ。最後に出演者全員がステージに揃うと、この日のラストナンバーとして速水が「天翔学園の校歌を歌おう」と提案する。オーディエンスには歌詞の書かれたフライヤーが配られており、最後は「ときのねいろ～天翔学園校歌～」を会場の全員で合唱。会場に盛大なシンガロングが響く中、「天翔学園祭」はフィナーレを迎えた。