Spotify日本上陸前に沖縄でカンファレンス実施

23

275

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 32 32
  • 144 シェア

音楽ストリーミングサービス「Spotify」と沖縄・沖縄市の情報ポータルサイト「KOZA WEB」のコラボレーションによるカンファレンスイベント「Spotify Workshop Party」が7月7日、沖縄・ミュージックタウン音市場にて開催された。

「Spotify Workshop Party」の様子。

「Spotify Workshop Party」の様子。

大きなサイズで見る(全19件)

2006年にスウェーデンで創業されたSpotifyは2008年からサービスを開始し、現在は世界57カ国で展開中。有料会員のみならず無料でも楽しめるサービスも用意されており、独自の高音質音源、再生までのスピードの速さなどが海外で高く評価されている。

「Spotify Workshop Party」の様子。

「Spotify Workshop Party」の様子。[拡大]

日本上陸が熱望される中、日本で突如行われたこの企画は“音楽のまち”を謳う沖縄市とKOZA WEBが主体となり実現したもの。台風8号が急接近中にも関わらず、当日は大勢の音楽関係者や地元ミュージシャンが出席した。沖縄市長からのメッセージに続いて登壇したSpotify Japan代表ハネス・グレーは、Spotifyの歴史から現在の音楽シーンにおけるストリーミングサービスのあり方までを説明しつつ、Spotifyがほかのサービスとどのように異なるのかをアピールしていった。続いて登壇したSpotify Japanレーベル担当の野本晶は、よりアーティスト視点でSpotifyの活用方法を解説。ロードやデヴィッド・ゲッタといった海外アーティストの手法を例に挙げて、わかりやすく説明していった。

「Spotify Workshop Party」の様子。

「Spotify Workshop Party」の様子。[拡大]

そしてカンファレンス終盤には日本からも使用可能なSpotifyのプレミアムアカウントが無料配布されることがアナウンス。さらに沖縄音楽出版を通じてSpotifyへの楽曲登録を、1000曲まで無料受付することも合わせて発表された。この無料受付は8月末まで実施され、この機会を通じて登録された楽曲が海外でもストリーミング配信されることになる。アーティスト側には再生回数に応じた割合で支払いが行われ、合計として2013年単年で500億円(累計1000億円)を払い出せる規模となっているとのこと。

その後はSpotify Japanスタッフへの質疑応答も行われた。その質問内容は「YouTubeとはどこが違うのか」といた初歩的なものから「日本でのローンチはいつ頃を予定しているか」などサービスについての具体的な内容についてまでさまざまなもので、日本の音楽関係者やアーティストの関心の高さを伺わせた。

Civilian Skunk

Civilian Skunk[拡大]

質疑応答のあとはCivilian Skunk、AWICH、神谷千尋といった沖縄在住アーティスト3組がライブパフォーマンスを披露。沖縄に古くから根付いたルーツミュージックを取り入れつつも、独自のスタイルを確立させたジャンルの異なる3組は多くの観客から歓迎され、日本人スタッフの「こういった沖縄ならではの音楽が、Spotifyを通じて世界に羽ばたくことを願っている」という言葉を最後に、イベントは幕を下ろした。

この記事の画像(全19件)

読者の反応

タカヤ・オオタ @198Q

ナタリー - Spotify日本上陸前に沖縄でカンファレンス実施 : http://t.co/JU9p7nysmq

コメントを読む(23件)

リンク

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 CIVILIAN SKUNK の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。