物語は、ミステリー小説家志望の冴えない男・伊崎耀が、謎の組織“カンパニー”に引きずり込まれ、誰にも気付かれない“完璧な暗殺シナリオ”を執筆する暗殺専門のコンサルタントに転身するダークサスペンス。自身のファンを名乗る黒川という男の依頼で犯罪小説を執筆したところ、小説通りに人が死んでいく事実を知った伊崎は、やがて逃げ場を失い巨悪に巻き込まれていく。
主人公・伊崎を演じる伊藤は、WOWOWドラマ初主演を果たす。監督は「リング」「事故物件」シリーズなどジャパニーズホラーを牽引し、「連続ドラマW 正体」なども手がけた
伊藤は役について「小説家志望の伊崎と、コンサルタントの伊崎の二面性をガラッと変えたいと思っていました」とこだわりを明かし、「僕自身、ハッとさせられるセリフが本当に多い作品です。社会で生きている上で知らなかったこと、深く考えてこなかったことが盛り込まれています。伊崎のようにモヤモヤした感情を抱えている方にとっては、共感もできる作品だと思います」とアピール。中田は伊藤について「彼の役の『深化』に応じた大変貌をすんなり演じてくださり、感銘しました。伊藤さんご自身が発散する快活さとは真逆のトーンになるのですが、彼の代表作の一つになったのではと自負します」とたたえた。
また原作のイム・ソンスンは偶然通りかかった抗議デモの現場に「解雇は死だ」というスローガンが掛けられていたことが執筆のきっかけになったと振り返り、「誰かの悲しい声から生まれた小説が映像化されることは、まるで奇跡のように感じられます」と期待を寄せている。
伊藤健太郎 コメント
出演が決まった際の気持ち
ありがたいなという、嬉しい気持ちが一番大きいです。作品のテイストも、役柄も、あまり経験したことが無いものだと思います。また原作が韓国の作品であるため、どのように日本のドラマとして描いて、皆さんに受け入れて頂けるように作っていくのか、非常に楽しみな作品です。
伊崎という役を演じて
小説家志望の伊崎と、コンサルタントの伊崎の二面性をガラッと変えたいと思っていました。服や姿勢、話し方など外から見えるものだけでなく、黒川という謎の人物と出会うことで内面も変化していく。その変化をどう表現するかについては監督とも話し合いました。
伊崎は黒川と出会ったことでダークな方へと引っ張られますが、別の人物と出会っていたら全く違った結果になっていたはずです。出会いによって自分の人生が変化していくことってありますよね。また伊崎が変化した自分自身に対して「本当にこれでいいのか?」と疑問を持ち続ける姿にも共感しました。
視聴者へ向けてメッセージ
僕自身、ハッとさせられるセリフが本当に多い作品です。社会で生きている上で知らなかったこと、深く考えてこなかったことが盛り込まれています。伊崎のようにモヤモヤした感情を抱えている方にとっては、共感もできる作品だと思います。もちろん「暗殺」がテーマですが、人間関係や恋愛も描いているため、色々な目線で楽しんでいただけるのではないでしょうか。視聴者の皆さんの予想を裏切るような演出もあるので、色々な発見をしていただき、何回も味わっていただけたら嬉しいです。
中田秀夫(監督)コメント
衆目に晒される要人暗殺ではなく、病死、事故死、自殺等に見せかけて、人々の暗殺を請け負う“会社”が存在したら、そしてその筋書きを組み立てる天才ミステリー作家がいたら、という原作の設定に、少年時代から「完全犯罪」ものが好きだった私は胸が踊りました。
主演の伊藤さんと撮影初日に、今回のドラマ全体の始まりとラストをまとめて撮った時、彼の役の「深化」に応じた大変貌をすんなり演じてくださり、感銘しました。伊藤さんご自身が発散する快活さとは真逆のトーンになるのですが、彼の代表作の一つになったのではと自負します。
本作でも、現実においても、弱者は強者に「生殺与奪の権」を握られています。暗殺事件が続々と起きる夢魔的な展開ながら、現実ともかなりリンクしています。私自身も「あの人の不審死はひょっとしたら?」と妄想しました。「暗殺請負“会社”が実際に存在したら」と想像力を膨らませながらお楽しみいただければと思います。
イム・ソンスン(原作者)コメント
アメリカでサブプライム住宅ローン危機が起きた年でした。
毎日天気予報のように構造改革のニュースが流れる時期でもありました。
「解雇は死だ」というスローガンが掛けられている抗議デモの現場を偶然通りかかりました。その背筋が凍るようなスローガンが私の小説の始まりです。誰かの悲しい声から生まれた小説が映像化されることは、まるで奇跡のように感じられます。素晴らしい監督や俳優たち、そしてスタッフの方々によって文字が映像に蘇る魔法のような経験を皆さんと一緒に体験できればと思います。文化や言語が違う国で映像化されますが、今も変わらない誰かの悲しい声が視聴者の皆さんに届けば幸いです。
廣瀬眞子(プロデューサー)コメント
原作を読み終えた時、いまだかつて味わったことのない感情に襲われました。「人間は誰かの死にコミットせずに生きることは出来ない。それがこの世界のシステムである。」謎の男・黒川が主人公に放つ劇中の台詞は、この作品の根幹となる部分を最も痛烈に表しています。
主人公が書く小説通りに人が死んでいき、それをごく自然な死に見せかけて暗殺を遂行する会社が存在したら……、この斬新すぎる物語の映像化に共に悩みながら挑んでくださった中田監督や脚本の戸田山さんをはじめとする信頼するスタッフの皆様、そして“あり得ない”設定を確かな演技力で“あり得るかもしれない”と証明してくださった主演の伊藤健太郎さんやキャストの皆様方には心より感謝申し上げます。
「人が感じる“幸せ”とは、この社会においてどう成り立っているのか」と、少しだけ頭の片隅に置きながら、この一風変わったダーク・サスペンスの世界観に思い切って飛び込んでいただけますと幸いです。豪華キャスト陣の続報にも、ぜひご期待ください!
「連続ドラマW コンサルタント―死を執筆する男―」番組情報
放送局・配信プラットフォーム・放送日時
WOWOWプライム、WOWOWオンデマンド
2026年夏 放送・配信スタート
※全6話
※第1話無料放送・配信
キャスト・スタッフ
主演:伊藤健太郎
原作:イム・ソンスン「コンサルタント」(日本翻訳版:イム・ソンスン著 / カン・バンファ訳「暗殺コンサル」)
監督:中田秀夫 / 小林義則
脚本:戸田山雅司
音楽:カワイヒデヒロ

山さんひとすじ @yamamura0408
伊藤健太郎「連続ドラマW コンサルタント」主演、中田秀夫が韓国のダーク小説を映像化(コメントあり) https://t.co/XcnI6iD065