物語の主人公は、脚を骨折した義父の世話をするために九州の田舎町へやってきた雄太。彼は義父が営む昔ながらの写真館の仕事を手伝いながら、東京にいる妻や娘と、スマホで撮った映像を交わしていた。その何げない日々の記録と記憶の連なりの中に、やがて“家族の人生”という存在が浮かび上がってくる。
柄本は「全体を包む色気が今作の魅力と思います」と本作をアピール。「僕といえば作中いっぱい歩きました。歩くって俳優にとって1番難しくて、そんな根源に向き合った本作でもあります」と撮影を振り返った。
監督を務めたのは、本作で長編デビューを果たす坂西未郁。京都造形芸術大学の在学中に短編「すこしのあいだ」でINTERNATIONAL STUDENTS CREATIVE Award 2013の最優秀作品賞を獲得し、卒業後は助監督として石井裕也の作品に参加した。土井裕泰の「花束みたいな恋をした」「片思い世界」ではメイキングカメラマンを担当している。坂西は「『記録する』という行為を再認識して、それを映画という形で残したいと思いました。過ぎていく時間の中で何かを思い出すこと、何かに思いを馳せる行為が僕は好きです」と製作経緯を明かした。
映画「メモリィズ」超特報
柄本佑 コメント
「メモリィズ」坂西監督による不思議な作劇による大きな映画です。
全体を包む色気が今作の魅力と思います。
僕といえば作中いっぱい歩きました。歩くって俳優にとって1番難しくて、そんな根源に向き合った本作でもあります。
思い出に決着をつけるまでの映画と言って過言ない作品です。そして、人生は続く。。。
坂西未郁 コメント
父の遺品の壊れたフィルムカメラが出てきた。
修理に数ヶ月かかり、戻ってきたカメラでシャッターを押したとき、
父が撮っていた写真や映像がよみがえりました。
今、自分がそのカメラやスマホで撮るものは、どこかに残るだろうか?
「記録する」という行為を再認識して、それを映画という形で残したいと思いました。
過ぎていく時間の中で何かを思い出すこと、何かに思いを馳せる行為が僕は好きです。
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関連人物
満腹亭いなり @kome_main
監督の坂西くんは良い奴なんで気が向いたら観てやってください。 https://t.co/icASpJXSjP