寺地はるなの同名小説を映画化した本作は、“不都合な真実“から目をそらし、それぞれが嘘を重ねながらも一緒に暮らしている“機能不全”の羽猫家の約30年間を描く物語。高杉が主人公・羽猫山吹(はねこやまぶき)に扮し、
2つの相関図では山吹が子供から大人になるまでの30年を表現。「1988~1993年」の相関図には、母のために嘘の手紙を書き続ける山吹、夢を語ってばかりの正吾や“嘘”を扱って仕事をする澄江、嘘と嘘つきが嫌いな紅の姿が配置された。「1998~2013年」の相関図では、ロケ地の佐賀出身である
30年という長い年月を5年刻みで描いた本作では、子役キャストを選ぶために福岡・東京で500人規模のオーディションを実施。山吹の幼少期に立花利仁、少年期に堀口壱吹、そして紅の幼少期に藤中璃子がキャスティングされた。森ガキは高杉らの幼少期の写真を選考に用いたと明かし、「演技テストや稽古も重ねています。芝居が苦手な子もいたので、東京に呼んで稽古をして。30年の時間をつなぐうえで、“子供から大人へ”の連続性を成立させることが演出の肝でした」と回想。家族という存在に関して「自由を奪うし、縛られるし、時には『めんどくさい』と思う。でも同時に計り知れない恵みも与えてくれる。誰か1人が変われば全体が変わる。すごく厄介で、でも愛おしい集合体だと思います」と語っている。
なお12月10日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で完成披露舞台挨拶付き上映会が行われることも明らかに。高杉、伊藤、深川、安藤、向里、森ガキが登壇する予定だ。チケットの詳細はイープラスを確認してほしい。
「架空の犬と嘘をつく猫」は2026年1月9日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開。「浅田家!」の菅野友恵が脚本を手がけた。
「架空の犬と嘘をつく猫」完成披露舞台挨拶付き上映会 実施概要
開催日時・開催会場
2025年12月10日(水)19:00の回(上映前)東京都 TOHOシネマズ 日比谷
登壇者(予定)
高杉真宙 / 伊藤万理華 / 深川麻衣 / 安藤裕子 / 向里祐香 / 森ガキ侑大
映画「架空の犬と嘘をつく猫」予告
森ガキ侑大の映画作品
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映画ナタリー @eiga_natalie
高杉真宙の主演作「架空の犬と嘘をつく猫」主人公の30年を捉えた相関図2種が到着
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伊藤万理華、深川麻衣、安藤裕子、向里祐香、安田顕、余貴美子、柄本明らの姿も
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