川床明日香の主演作「うるさいこの音の全部」に田中偉登・中川翼・池田良ら9名

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「長崎―閃光の影で―」や連続テレビ小説「虎に翼」で知られる川床明日香の主演映画「うるさいこの音の全部」。このたび同作の新キャストが明らかになった。

「うるさいこの音の全部」新キャスト

「うるさいこの音の全部」新キャスト

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高瀬隼子の小説をもとにした本作は、早見有日というペンネームで文学賞を受賞した小説家・長井朝陽の物語。兼業作家であったことを知った職場、友人、地元らの朝陽に対する接し方が少しずつ変化し、やがて小説の世界が現実を侵食し始める。普段はゲームセンター「PAL」で働いている朝陽を川床が演じ、作中で繰り広げられる“もう1つの物語”の主人公・ミサコ役をドラマ「シナントロープ」の森田想が担当。細田善彦、美山加恋、中井友望、久保田磨希、入来茉里、相馬理もキャストに名を連ねている。

このたび発表された出演者は9名。ミサコとの出会いをきっかけに人生が大きく変わる成瀬役に田中偉登、成瀬の友人・近藤役に織部典成が起用され、ミサコの友人グループに所属するミリ役に三浦理奈、ウイ役に清田みくりが選ばれた。PALで働く従業員として、アルバイトのマンベツを中川翼、広報部長を河野安郎が演じる。PALの常連客“アドさん”役で吉岡そんれい、その息子役で森脇康貴が参加した。朝陽に対して取材で鋭く切り込む記者・福本には池田良が扮している。

「ぬけろ、メビウス!!」の加藤慶吾が監督を務める「うるさいこの音の全部」は、2026年冬に全国で公開。音楽プロデュースを舞台「鬼滅の刃」の和田俊輔が手がけ、音楽担当としてハリウッドを中心に活動を展開するyas nakajimaが参加している。

田中偉登 コメント

「うるさいこの音の全部」で成瀬を演じる田中偉登

「うるさいこの音の全部」で成瀬を演じる田中偉登 [拡大]

加藤監督×村上かのんさんのタッグがまた映画を作るということでお話をいただきました。
前作の「ぬけろ、メビウス!!」以来のこのタッグ。そして主演は川床明日香さん。圧倒的安心感と、信頼を置いてこれから撮影に挑んでいけるなと思い、このチームがどのような世界を描いていくのか今からワクワクとしています。
そして脚本を初めて読んでみて、「小説家として生きる私と今生きている私。」1人の中に2人いるようなこの感覚。耳を塞ぎたくなるような周りの声に私はどちらも本物でどちらも自分だと言いたくなるような想いは役者として生きる僕も似た感情を抱いたことがあります。
主人公の心境に共感しつつ、彼女の周りを鮮やかに彩る1色となれるように撮影に臨んでいきます。

三浦理奈 コメント

「うるさいこの音の全部」でミリを演じる三浦理奈

「うるさいこの音の全部」でミリを演じる三浦理奈 [拡大]

このお話では、仕事をしているとき、友達といるとき、家族といるとき、1人のとき…そのときそのときで考え方も変わっていて。
私自身も、「凄く明るい性格だよね」って言われても「私って明るいのかな」と疑問に思うことがあります。
一体どのときが本当の自分で、自分の考えなのか分からなくなることがあるなと思い、台本を読んでいてすごく共感しました。
まだ撮影は始まっていないのですが、どのような作品に仕上がるのか凄く楽しみです!

清田みくり コメント

「うるさいこの音の全部」でウイを演じる清田みくり

「うるさいこの音の全部」でウイを演じる清田みくり [拡大]

ミサコの友人であるウイを演じます、清田みくりです。
彼女は我が強くて、気も強い。ちなみに私自身はあからさまな小心者なので、まさに対極の人です。
でも、例えば恋が実らなかったときには、気が滅入ってお粥しか喉を通らなかったり、
心温まる映画を観たときには世界の全てに優しくしようと勢いづく人でもあると思うのです。
人は、一体何にどう振り回されながら生きているのか、思いを巡らせながらこれからの撮影に備えたいと思います。

中川翼 コメント

「うるさいこの音の全部」でマンベツを演じる中川翼

「うるさいこの音の全部」でマンベツを演じる中川翼 [拡大]

小学生の頃、俳優業をしていることが徐々に周りに知られていき、
周囲の僕に対する態度が変わっていったのを、幼いながらも今でも鮮明に覚えています。
素直にまっすぐ生きていたい自分と、求められている自分との間にギャップを感じ、苦しさを覚えることもありました。
そんな僕にとって、この作品に出会えたことには意味があるように思えて胸が高鳴っています。
僕が演じるマンベツという人物は、実際に僕の身近にいた男の子とどこか重なる部分があり、懐かしさを感じました。
「こんな人、いたな」と思い出しながら、想像を膨らませて演じられることにわくわくしています。

池田良 コメント

「うるさいこの音の全部」で福本を演じる池田良

「うるさいこの音の全部」で福本を演じる池田良 [拡大]

主人公である小説家・早見有日の本質と対峙する記者を演じさせて頂きました。
ですが、僕自身は主人公の在り方にとても共鳴しています。
周りのいろんな音がうるさい。でもそのうるささは、自分の中の不安や恐れが生み出しているんだな。
僕は20年くらいかけてそう認識するようになりました。
生きづらさを感じながらも、彼女も僕も、表現する手段があって救われているのだと思います。

和田俊輔(音楽プロデュース)コメント

「うるさいこの音の全部」の音楽プロデュースを担う和田俊輔

「うるさいこの音の全部」の音楽プロデュースを担う和田俊輔 [拡大]

一晩中誰かと語り明かしたい。
本を読み終えた直後にそう思った。

この本はきっと、読む人それぞれにいろいろな解釈があり、様々な視点が生まれるだろう。そのどれもが当人の生き方に密接に結びつき、人生観まであらわす感想になるはず。
そう思えるくらい、人間の本質に赤裸々に切り込んだ作品だった。
高瀬隼子さんのこの傑作(怪作)小説を、加藤慶吾監督、村上かのんさんの脚本、川床明日香さんはじめ素晴らしいキャストの皆さま、そしてyas nakajimaさんの音楽とともに映画として立ち上げるのだ。興奮しないわけがない。
どんな音楽を書こう。激しくても良いし、厳かでも良い。反転する二面の感情が1秒ごとに入れ替わり、表のようでもあり裏のようでもある、そんな手触りの音楽を──そんな記憶に残る映画を作りたい。

yas nakajima(音楽)コメント

「うるさいこの音の全部」の音楽を担当するyas nakajima

「うるさいこの音の全部」の音楽を担当するyas nakajima [拡大]

様々なご縁で音楽を担当させて頂くことになりました。

作品の世界感を“音”で彩れたら思っています。
音が映像とリンクして鑑賞頂く一人一人の心の底まで届くように。

どんな世界が待っているのか。僕自身も今から楽しみで仕方ありません。

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読者の反応

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映画『うるさいこの音の全部』|2026年冬全国ロードショー @uruoto_movie

物語をさらに豊かに彩る追加キャスト9名が発表されました✨
音楽プロデュース情報も解禁⚠️

ぜひご覧ください👀
https://t.co/8YRBLg21Gq https://t.co/RCu9wNJaYR

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