映画「
本作は、母親を看病した経験を持つ中川がオリジナル脚本を書き下ろした半自伝的ストーリー。人生の岐路に立つ高校生の息子・佑と、難病を抱えながら我が子の明日を願うシングルマザー・美咲の揺るぎない愛が描かれる。佑を山時、美咲を菅野が演じた。
オーディションで役を射止めた山時は、当時を振り返り「今回は“母に電話する”というオーディションでした」と明かす。10分間にわたるスピーカー越しの母との会話を聞かれたそうで、「普段通り話すだけだったので緊張はありませんでした。母と一緒に勝ち取るんだという気持ちで。受かったときは『私のおかげ』と言われました(笑)」とほほえんだ。
菅野は出演の決め手について「脚本の準備稿を読んで感動したのと同時に、打ち合わせでお会いした監督のお人柄に惹かれました。一生懸命、真摯に答えてくださって。言葉ではなく目で伝わってきました」と話す。中川は「自分の母を投影したキャラクターを菅野さんが演じることに運命的なものを感じたんです」と切り出し、幼少期に母と一緒に観ていたドラマが菅野主演の「イグアナの娘」だったことを明かして「母も喜ぶだろうなと思いました」と感慨深げに述べた。
介護施設のケアマネジャー・下村香織役の西野は、脚本を読んだ印象を「優しい人がたくさん出てくる作品。悪いことをしようとする人が1人もいない。見返りを考えずに手を差し伸べる世界が素敵だと思いました」と伝える。佑の同級生でバスケ部のマネージャー・松田杏花役の南は、佑とのシーンについて「『佑にとっても、観客の皆さんにとっても安心できる存在でいてほしい』と監督に言われて、それを意識しました」と回想した。
田中が扮したのは、佑の同級生でバスケ部の元チームメイト・大平翔太。「僕だけ途中までバスケ映画だと思っていました」と告げる田中は、撮影までの4カ月間、毎日ボールに触れて練習を重ねたという。「僕だけ体育館の端っこで監督とドリブルのやり方を教わって……バスケを通して佑とつながっていたので、記憶がバスケしかないです(笑)」と正直に打ち明けた。
そして中川は改めて、本作に込めた思いを語る。「母は本当に愛情深くて、いつも僕の心配ばかり。でも心配されるほど、信頼されていないのではと反発してしまい、向き合えないまま母は亡くなりました。自分の中のモヤモヤを消化するために作った作品ですが、普遍的な内容になっていると思います。自分と大切な人に置き換えながら観てください」と呼びかけた。
イベント後半には「私は願う、あなたの未来を」という本作のコピーにちなみ、それぞれが大切な人への願いをフリップに書いて発表。山時は「自分らしくいられますように」と掲げ、「強がらずに悩みも打ち明けてほしい」と家族や友人への思いを語る。続いて菅野は「おめでとう」と書き、「今日は母の誕生日なんです」と告白。そして突然、山時に面と向かって「母の代わりに熱くぶつけます。埼玉のお母さん、お誕生日おめでとうございます」と即興劇を繰り広げ、山時をうろたえさせる展開に。「ミニ寸劇ごめんなさい!」と笑いながら、山時を相手に「子育てをする中で、やっぱり母親ってすごいなと思えるようになりました」と強行して笑いを誘った。
「90メートル」は3月27日より全国でロードショー。
なお映画ナタリーでは、本作の独占試写会を3月9日に東京・ユーロライブで開催。応募を明日2月24日正午まで受け付けている。応募フォームはこちら。映画「90メートル」本予告
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