ロッセリーニが監督を務めた1948年公開の「ドイツ零年」は、第2次世界大戦後の廃墟と化したドイツ・ベルリンに暮らす少年とその一家の物語。病気の父と無職の兄に代わり、学校に行かず働く少年・エドモンドは、街中でかつての担任教師・エニングに出会う。今は闇商売に手を染めるエニングが説くナチス思想に、無垢なエドモンドは次第に感化されていく。
ゴダールが監督を担った1991公開の「新ドイツ零年」ではベルリンの壁が崩壊した1990年のドイツを舞台に、老スパイによる“西への帰還の旅”が、主にドイツに関連した哲学や文学、音楽、映画などを引用しながら描かれる。冷戦期に30年間東ドイツに潜伏していた西側の諜報員レミー・コーション役として、「アルファビル」でも同名の探偵役を演じたエディ・コンスタンチーヌが出演した。
解禁されたポスタービジュアルは、「ドイツ零年」の主人公エドモンドと、「新ドイツ零年」の主人公レミーの横顔を大きく数字の0で囲んだデザインとなった。なお税込2600円のポストカード2枚付き前売り券2回券が、シアター・イメージフォーラムにて10月18日に発売開始を予定している。
特集上映「特集 ロッセリーニ×ゴダール[2つのゼロ年]」の配給はザジフィルムズが担当する。
ロベルト・ロッセリーニの映画作品
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che bunbun🐝 「超長尺映画100本を代わりに観る」10万字超大作note公開中 @routemopsy
ありそうでなかった組み合わせの全国公開だ。
面白いな。 https://t.co/FZNtJuPKo1