「サウンド・オブ・ミュージック」4Kリマスター版が劇場公開、製作60周年記念で

ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」の4Kデジタルリマスター版が、11月21日よりTOHOシネマズ 日比谷ほかで公開決定。製作60周年を記念してスクリーンにかけられる。

アルプス山脈を望むオーストリアのザルツブルクを舞台とする同作は、母親を失ったトラップ家の子供たちと、彼らの家庭教師になった修道女見習いのマリアが音楽を通して心を通わせていく物語。第38回アカデミー賞では作品賞を含む5部門に輝いた。

「地球の静止する日」「ウエスト・サイド物語」でも知られるロバート・ワイズが監督を務め、ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマー、ペギー・ウッド、エリノア・パーカーが出演。リチャード・ロジャース、オスカー・ハマースタイン二世らが音楽を手がけ、「エーデルワイス」「私のお気に入り」など数々の楽曲が生まれた。

このたびのリマスター作業はウォルト・ディズニー・フィルムのチームが担い、9カ月以上にわたって保存フィルムのデジタルスキャンや汚れ、ゆがみなどの修正作業を実施した。修復・ライブラリ管理部門ディレクターのケビン・シェーファーは「この名作を修復し、世界中の観客に本来意図された映像と音響の栄光をそのままお届けできることを、チーム一同光栄に存じます」とコメントしている。すでに9月12日から世界28カ国以上で上映されており、北米では3日間で興行収入1億6000万円を超える記録に。そのヒットを受けて日本でも公開が決まった。日本配給はカルチャヴィルが担当する。

映画「サウンド・オブ・ミュージック」予告編