「チェンソーマン」は悪魔を身に宿した少年デンジが、デビルハンターとして活躍するダークヒーローアクション。「レゼ篇」では、デンジが憧れのマキマとのデートに浮かれている中、カフェで働く少女レゼと出会ったことから物語が展開していく。封切りから10月3日までの15日間の成績は、観客動員数237.8万人、興行収入35.8億円を記録している。このたび、レゼが浜辺に横たわる“公開後ビジュアル”も解禁された。
イベントの舞台上には、ファンからのコメントが入ったパネルが設置された。デンジ役の戸谷は「けっこう多いのは『レゼがかわいくて、最後はせつない……』という声ですね」と話す。マキマ役の楠木は「『マキマさん推しだったけど、気付いたら人気投票でレゼに投票しちゃってた』という意見が真っ先に目に入りました」と吐露しつつ、「でもこの作品ってそこがすごく大事だと思っていて。デンジと同じように、観ている方も『脳内にレゼとマキマどっちもいる!』と感情移入しながら楽しんでいただき、結果レゼに落ちて終わるっていうのが最高の形なんじゃないかなと思います」とコメント。レゼ役の上田は「(サメの魔人である)ビームのことを書いてくださる方も多くて。ビームの健気さや一途さがすごくかわいらしくて、チェンソーマンとの共闘もすごく素敵だったので、ピックアップされていてほっこりしました」と語った。
デンジとマキマのデートシーンに話が及ぶと、戸谷は「マキマさんはずっと憧れの人だったし、デンジはデートというものを経験したことがなかったので、まっさらな気持ちでいようというのは考えていて。自分が高校生だった頃を思い出しながら演じていました」と振り返る。楠木は「マキマはデンジにとって憧れの人でありながら、セリフで『かわいい』と言われるシーンでもあるので、上司だけど“ちょっと届きそうなかわいさ”を持っているというバランスを意識して演じていた記憶があります」と述べた。
一方、デンジとレゼのシーンについて戸谷は「(レゼが)すごくグイグイ来るので、圧倒的な近さに困惑しつつ、それを隠しつつ、でも心は浮き足立っている、という。感情がごちゃ混ぜになりながらもレゼに一気に惹かれていくのを感じながら演じていましたね」と回想。上田は「デンジの中にマキマさんという圧倒的に心惹かれる存在がいる中で、勝負を挑んでいかなきゃいけないので、どういうアプローチをすればデンジをドキドキさせられるんだろうかとスタッフさんと話し合いを重ねました。結果、最初からピュアに明るく、裏表がない感じで距離感を縮めていくというふうに仕上がっていきました」と述懐した。
アクションシーンの話題では、戸谷が「観ていて『こういう演出なんだ!』と思ったのは、(早川)アキが悪魔の力を使って戦闘するシーン。そこでの未来の見え方にしびれましたし、あの強いボムと戦えるアキがかっこよかったです」と興奮気味に口にする。続けて「爆発シーンはすごい緩急で一気に盛り上がりました。4Dでも体験してきたんですけど、やっぱりすごいんです! バーン! うわあ!」と再現しつつ、「風と水が出るんです。チェンソーマンの動きに合わせて座席が動いたり、食らってるダメージに合わせて風が来たりとかするので、本当に映画の中に入ってるみたいな感覚になれる。めちゃくちゃすごいです!」とアピールした。
最後に楠木は「初めての方でも間違いなく楽しめると思いますし、ここから上映形態が増えていっても、何度も違った魅力に気付ける作品になっていると思います」、上田は「映画を届けて、皆さんの中に感想や考察が生まれた瞬間に、この作品が完成すると思っています。それぞれの感想を持ち寄って盛り上がっていただけたらうれしいです」と伝える。戸谷は「4Dは本当に体験してほしいですし、Dolby Cinemaもすごいらしいですね。映像のコントラストや、臨場感のある音響を楽しめると思うので、劇場で観るのが正解です!」と呼びかけ、イベントを締めくくった。
“Chainsaw Man – The Movie: Reze Arc” - Main Trailer/劇場版「チェンソーマン レゼ篇」本予告
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