Netflixシリーズ「匿名の恋人たち」が、9月17日より開催されている第30回釜山国際映画祭に正式招待。9月19日にワールドプレミアが行われ、主演の
フランス映画「
登壇者が姿を見せると、会場に詰め掛けた約300人の観客から歓声と拍手が巻き起こる。小栗は隣にいるハン・ヒョジュに耳打ちで教わりながら「こんにちは! この作品で釜山国際映画祭に参加することができてうれしいです! 皆さん、愛しています」と韓国語で挨拶した。
役作りに話題が及ぶと、ハン・ヒョジュは演じたハナが抱える“視線恐怖症”に関して「重い悩みに捉えられてしまうかもしれませんが、実は誰もが少しずつ持っている」とコメント。役を演じているときよりもハン・ヒョジュとして人前に立つときのほうが緊張すると明かし、「逃げ出したい瞬間がたくさんあるのですが、その気持ちをハナが抱える悩みに投影することで、役を作っていきました」と振り返る。対して“人に触れられない”という秘密を持つ壮亮に扮した小栗は、壮亮の中の線引きを明確にしたと告白。温泉に入るシーンに触れ、「壮亮は(他人が入った可能性がある)温泉に入れるのか、入れないのか。撮影現場でも真剣な議論を交わしました」と回想した。
さらにハン・ヒョジュは日本語のセリフ回しを努力したと打ち明け、「母国語で話すときの2倍・3倍のエネルギーを使います」と言及。日本語になじみはあったものの、10年間日本に暮らすハナの言葉遣いがどのようなものかを小栗やスタッフと調整していったのだという。加えて小栗は、撮影前にプロダクションデザイナーのイ・ハジュンから分厚いコンセプトシートを見せてもらったことで、作品への理解を深めたと伝えた。
翌日には、屋外の会場でアウトドアグリーティングも実施された。月川はハン・ヒョジュの起用に関して「たまたま本作のプロデューサーとヒョジュさんがテレビ電話をしていた際に小栗さんと一緒に出くわして、電話を切ったあとに『電話の向こうにハナがいたよね』と話したことがきっかけだったんです」と説明。観客に向けて「ぜいたくなチョコレートのように、観ている方の人生にそっと寄り添うような、ささやかな時間を皆様にお届けできたらと思い作りました」とアピールした。
「匿名の恋人たち」は10月16日より世界独占配信。中村ゆり、成田凌、伊藤歩、奥田瑛二、赤西仁、佐藤浩市もキャストに名を連ねた。
きゃりーなべなべ @nave0nave
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