「恋愛裁判」深田晃司、齊藤京子との出会いは「まさに運命的」釜山映画祭で語る

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齊藤京子が主演し、深田晃司が監督を務めた映画「恋愛裁判」が、第30回釜山国際映画祭の“アジア映画の窓部門”に出品。韓国現地時間9月18日に野外グリーティングと公式上映が行われ、齊藤と深田が出席した。

第30回釜山国際映画祭にて、「恋愛裁判」野外グリーティングに参加した齊藤京子(右)、深田晃司(左)

第30回釜山国際映画祭にて、「恋愛裁判」野外グリーティングに参加した齊藤京子(右)、深田晃司(左)

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「恋愛裁判」は、アイドルグループ・ハッピー☆ファンファーレのセンターを務める山岡真衣が、恋愛禁止のルールを破ったことから裁判にかけられる物語。彼女が法廷で厳しく追及されることにより、アイドル業界の裏側に潜む孤独や犠牲が浮かび上がる。齊藤が真衣を演じた。

第30回釜山国際映画祭での「恋愛裁判」野外グリーティングの様子

第30回釜山国際映画祭での「恋愛裁判」野外グリーティングの様子 [拡大]

グリーティングは映画の殿堂のオープンシネマで実施された。深田は「この作品はアイドル業界を批判するために作ったのではない」と切り出し、本作が「観ている人自身の考えがあぶり出されていくもの」だとアピール。オーディションに参加した齊藤の「まっすぐな目線」「セリフの強さ」に心を打たれたそうで、「まさに運命的な出会いでした」と当時を振り返る。齊藤は「アイドルパートではリアリティを追及できるよう、監督とアイドルについてたくさんの対話を重ねました」とコメント。MCの「劇中では歌やダンスをたくさん観ることができますか?」という問いに「できます!」と返し、会場を沸かせる場面もあった。

第30回釜山国際映画祭にて、「恋愛裁判」舞台挨拶に登壇した深田晃司

第30回釜山国際映画祭にて、「恋愛裁判」舞台挨拶に登壇した深田晃司 [拡大]

KT(KOFIC上映室)で行われた公式上映では、笑いやどよめきが起き、緊張感をあらわにする観客の姿も。上映後には深田と齊藤が大きな声援で迎えられた。深田は実際の裁判事例に着想を得たことに触れ、「あるアイドルグループの女性がファンと恋愛したことで事務所から訴えられた。その根拠となったのが、契約書における恋愛禁止条項違反でした。この実話からインスパイアを受け、物語を膨らませていったのです」と制作経緯を伝える。

第30回釜山国際映画祭にて、「恋愛裁判」舞台挨拶に登壇した齊藤京子(手前)

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Q&Aで観客から「齊藤の役作りとキャラクターの変化」について問われると、深田は「最初はファンの歓声の中で輝く舞台に立っていたが、やがてファンが消え、弁護士や裁判官だけがいる殺風景な法廷に立つことになる。この舞台の変化を通じて、真衣が何を得たのか、そして何と闘っているのかを自ら見つけていく成長が描かれている」と演出に言及。齊藤は脚本に惹かれたと明かし、「特にアイドルシーンのリアルな描写に共感しました。私も元アイドルであるからこそ、この役をぜひやりたいと思いました」と述懐した。

第30回釜山国際映画祭での「恋愛裁判」舞台挨拶の様子

第30回釜山国際映画祭での「恋愛裁判」舞台挨拶の様子 [拡大]

「恋愛裁判」は2026年1月23日より全国で公開。倉悠貴、仲村悠菜、小川未祐、今村美月、桜ひなの、唐田えりか、津田健次郎もキャストに名を連ねた。なお、10月27日から開催される第38回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門に出品されることも明らかになっている。

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