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テレビアニメ「キミとアイドルプリキュア♪」の劇場版となる本作。歌うことが大好きな少女・咲良うたが、アイアイ島で開催される「スーパーミラクルアイドルフェスティバル」に招待されることから物語が展開する。キュアアイドル役の松岡は「歌を先に録ったんですが、ストーリーとこんなにもリンクすることを(声の)収録のときに初めて知って。(映画の完成には)“やっと”という気持ちと、速かったなという気持ちが両方あります」とほほえみ、キュアズキューン役の南條は「劇場版を楽しみにテレビアニメの収録もしていたのですが、始まったと思ったらあっという間。昨日声優オーディションの合格通知を受けたような気持ちなのに!」と口にした。
内田はある大きな秘密を抱えるアイドル嫌いの少女・テラ、佐倉はかつてアイアイ島を厄災から守ったと言われる伝説の女神・アマスの声を担当した。印象的な場面を問われた内田は「うたちゃんがテラに気持ちを届けてくれるところ。推しと出会うことって、こんなにも気持ちが動かされることなんだ!と感じられる、とてもいいシーンだったと思います」と答える。松岡は同シーンに関し「(内田は)アフレコ現場で、劇中のテラちゃんのように実際に前に手を伸ばしながら演じていらっしゃったんです。『私に手を伸ばしてくれた……!』と感じて、おうちで練習してきたものとは違うお芝居になりました。真礼さんのおかげで!」と感謝を伝えていた。
佐倉は「アマスは、何かを推したことがある人にとっては『ちょっと耳が痛いな……』と思うキャラクターではあると思っていて。アマスの気持ちが理解できる分、どれぐらい生々しく表現していいものか(悩んだ)」と語る。続けて「観ている子供たちを怖がらせてしまってもなと思いつつ、こういう感情も知っておいてほしいなと、手加減せずに演じさせていただきました」とアフレコ時に意識していたことを述懐した。
アイドルフェスティバルの運営委員長・トットを演じた津田について、キュアキュンキュン役の高森は「序盤はずっとトットさんが話しているのですが、世界観の説明もしてくれるし、雰囲気が伝わってきてすごい!と思いました」と称賛。キュアキッス役の花井は「アイアイ島に来た感じがしましたよね。イントネーションとかテンポ感が“現地の人”でした」と評し、会場の笑いを誘う。津田は「演じるにあたって意識したことは『運営委員長として絶対にこのフェスを成功させないとあかん』ということでした」と述べ、娘に出演を知らせた際のことは「めっちゃ驚いていましたけど、そのあと冷静に『頼むから邪魔だけはしないで』と言われました。本当に僕は運営のことだけを考えてました」と報告し、トット役の設定を徹底していた。
劇中のライブシーンの話題では、高森が「初めて、曲中にほかのみんなが一緒に戦ってくれる演出だった。仕上がった映像で観たときは『アツーい!!』と思いました」と回想。キュアウインク役の髙橋は「歴代のプリキュアたちの力も借りながら、『キミプリ』だからこその方法でできた。音の新しさも感じることができました」、花井は「まさかこの曲を歌わせていただけるなんて!と思いましたね」と述べる。ライブシーンについては津田も「最高の盛り上がりでした!」と絶賛していた。
最後に松岡は「大好きでいることって、時にとても難しい瞬間が来るかもしれません。そんなときにどうすればずっと大好きでいられるか、自分なりの答えをこの映画で見つけられた気がします。あなたなりのキラッキランランがきっと見つかると思うので、映画を楽しんでください!」と呼びかけ、イベントの幕を引いた。
小川孝治が監督を務めた「映画キミとアイドルプリキュア♪ お待たせ!キミに届けるキラッキライブ!」は全国で公開中。
映画ナタリー @eiga_natalie
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