NHKのラジオ放送開始から100周年を記念した、放送100年特集ドラマ「
小川哲のSF小説を原作とする本作の舞台は、100年後の2125年、人類が火星に移り住んでから40年が経った世界。自由に暮らしたい住民たちだが、ISDA(イズダ=惑星間宇宙開発機関)による支配で火星社会は静かに揺れていた。そんな中、人知を超えた超常現象とともに“それ”は突如として現れた。誰が創ったのか、なぜここにあるのか。“それ”は人類にとって希望なのか、それとも禍(わざわい)なのか。
物語の主人公は、火星出身で目が不自由なリリ-E1102。地球で暮らすISDAの若き職員・白石アオトと交わした約束を果たすため、厳しい訓練をやり遂げ、地球行きの宇宙船に乗る決意をしていた。しかし、リリは運命を狂わす大事件に巻き込まれる。その事件をきっかけに、火星と地球の思惑が動き出す。
国際オーディションを経てリリ役に選ばれたスリ・リンは、2000年11月19日生まれの24歳。2022年に短編映画「One Summer's Day(雨水直接打進眼睛)」でデビューし、2024年にはNetflixオリジナルドラマ「女優:ボーン・トゥ・シャイン」に出演した。スリ・リンは「リリを演じることができて、そしてドラマの想像を絶する未来で皆さんとご一緒できるなんて、本当に幸せです」とコメントする。
菅田は、火星で行われた研修でリリと出会うアオト役で出演。父が22年前に行方不明となったアオトは、その原因がある科学者のせいではないかと疑い続けている。菅田は「想像の先の先をイメージしながらのお芝居は、未知との遭遇の連続でした。しかし、進化したテクノロジーの隣には、良くも悪くも変わらない体温がありました。未来を想像しながら観るのが楽しみです」と期待を込めた。
「火星の女王」の脚本は、映画「ブルーピリオド」「きみの色」「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」などで知られる
100年特集ドラマ「火星の女王」
NHK総合 2025年12月スタート
※全3話
スリ・リン コメント
リリを演じることができて、そしてドラマの想像を絶する未来で皆さんとご一緒できるなんて、本当に幸せです。こんな素晴らしい人生を一度送ってきたような感じがして、火星のことを思い出すと、温かくて苦しくて幸せな思い出が、今でも本当の夢のような存在です。
菅田将暉 コメント
放送100年。100年後のぼくらの話。
想像の先の先をイメージしながらのお芝居は、未知との遭遇の連続でした。
しかし、進化したテクノロジーの隣には、良くも悪くも変わらない体温がありました。
未来を想像しながら観るのが楽しみです。
菅田将暉の映画作品
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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
NHK放送100年特集ドラマ「火星の女王」が12月に、菅田将暉とスリ・リン共演 - 映画ナタリー https://t.co/kW6PSTluam
“脚本は、映画「ブルーピリオド」「きみの色」「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」などで知られる吉田玲子が執筆。演出は西村武五郎、川上剛が担当”