井土紀州の最新作「雲がくれ」を含めた15作一挙上映、「百年の絶唱」「ラザロ」など

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「卍」「痴人の愛」や「溺れるナイフ」で知られる映画監督・脚本家の井土紀州の最新作「雲がくれ」を含めた作品を一挙上映する企画「映画一揆2025 時代が終わり 時代が始まる」が、6月6日、7日、13日、14日に東京のアテネ・フランセ文化センターで開催される。

「映画一揆2025 時代が終わり 時代が始まる」ビジュアル

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「雲がくれ」場面写真

「雲がくれ」場面写真[拡大]

「雲がくれ」場面写真

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202X年の東京オリンピック後を描いた前作「漂着物」の続編となる「雲がくれ」は、変わりゆく時代の中で歩みを進めようとする者たちを映したブラックコメディ。主人公の遠山あずさは連絡が取れなくなった彼氏の元カノのアパートを訪ねるも、留守らしく応答はない。あきらめて帰ろうとすると、彼氏が着ているはずの服を着た男を見かける。どうしても彼氏の居場所を突き止めたいあずさはその男に頼み込み、大家とともに元カノの部屋に入るが、そこであるものを目にするのだった。あずさ役を本作がスクリーンデビューとなる竹内香帆が務め、前田瑞貴小田篤が出演した。

上映企画では、失踪した男のレコードを処分することになった中古レコード屋の店員が持ち主の記憶に取りつかれていく「百年の絶唱」、「蒼ざめたる馬」「複製の廃墟」「朝日のあたる家」と題した3編を通して1人の女性の愛と憎しみを描いた「ラザロ」などの計15本がラインナップに並んだ。

なお6月6日、14日の18時の回上映後には、井上と「雲がくれ」のキャストを招いたトークショーも予定されている。チケットは当日券のみ。料金は各回1000円で、6月7日16時の「LEFT ALONE 1」「LEFT ALONE 2」と6月14日13時の「ラザロ」は1500円となる。

「映画一揆2025 時代が終わり 時代が始まる」予告編

映画一揆2025 時代が終わり 時代が始まる

2025年6月6日(金)、7日(土)、13日(金)、14日(土)東京都 アテネ・フランセ文化センター
料金:各回1000円 ※6月7日16時、6月14日13時の回のみ1500円

上映スケジュール

2025年6月6日(金)
16:00~「百年の絶唱」
18:00~「漂着物」「雲がくれ」
※井土紀州、竹内香帆、前田瑞貴、小田篤のトークショーを予定

2025年6月7日(土)
13:00~「第一アパート」「ヴェンダースの友人」
16:00~「LEFT ALONE 1」「LEFT ALONE 2」

2025年6月13日(金)
15:00~「人に歴史あり~十八歳の暗黒」「行旅死亡人
18:00~「犀の角」「土竜の祭」「泥の惑星

2025年6月14日(土)
13:00~「ラザロ」
18:00~「漂着物」「雲がくれ」
※井土紀州、竹内香帆、前田瑞貴、小田篤のトークショーを予定

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読者の反応

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小田篤 @odakikakujr

『映画一揆2025』井土紀州監督作品一挙上映が6/6から始まります。私は幾つもの作品に出演させて頂きました。最新作『雲がくれ』にも参加しております。6/6,14には私も伺います。お時間あれば是非。 https://t.co/Yx6dr5jsGq

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