劇場アニメーション「
「都会のトム&ソーヤ」シリーズや「名探偵夢水清志郎事件ノート」シリーズで知られるはやみねの小説「怪盗クイーン」シリーズを映像化した本作。性別、年齢、国籍不明の怪盗クイーンが、謎のサーカス団に横取りされた宝石「リンデンの薔薇」の奪還を試みるさまが描かれる。
大和は怪盗クイーン役で声優初挑戦。オファーについて「なぜ私に!?と思ったのが正直なところ」と率直に明かし、「でも、じわじわとうれしさが込み上げてきて、原作を読んだらハマってしまいまして。劇場アニメ化が発表されたときはファンの皆様が『誰がクイーンの声をやるんだろう』と予想されている中、冷や汗がとまらず。発表されるまで緊張していました」と振り返る。“性別、年齢、国籍不明”というキャラクターについては「宝塚歌劇団で男役をやっておりましたので。男役が染み付いているけど女優でもあるところが妙にマッチして、うまく自分の二面性が使えるかなと思いました」と語った。
西遠寺考太郎役の広瀬は「“新人”記者というところで僕自身も近いところがあるキャラクター。僕自身もこの業界ではまだまだですし、気持ちが入りやすかった。でも重要な役ということで、演じるときにどこまで攻めるか、逆にいつも通りがいいのか、微妙なバランスを考えました」と述懐する。
そんな2人の芝居は、はやみねから「アフレコの様子を見させてもらって、大和さんにびっくりしました。自分はビジュアルではなく文字が頭に浮かぶので、セリフを聞いて、クイーンがしゃべっとる!って。まさにぴったり」「(西遠寺は)本当に難しい役なんじゃないかと。プロはすごいなと感じました」とお墨付き。また、はやみねは「自分のほかの作品に出てくる(キャラクターも登場して)『こいつ、こんなとこで何しとんや』というのがうれしかった」と遊び心ある演出も満足げにアピールした。
はやみねから大和へ「クイーンって自分に似てると思いますか?」と質問が飛び出す場面も。大和は「おこがましいですけど……似てます!」と即答。「原作を読み進めるうちに似てる部分がたくさんあってうれしくなっちゃったんですけど、似てないというか、ジョーカーに似てる部分もありました。1つはことわざを知らないところ。あとはジョーカーくんは時間(の管理)にきっちりしてますが、自分も休みの日だけきっちりする(笑)。夏休みの宿題を最後の最後まで残すようなところはクイーン寄りかなと思います(笑)」と自己分析する大和に、はやみねは「クイーンは美形ってだけじゃなくお茶目さもある。そのへんを地でやられているのかな」と笑みをこぼした。
「怪盗クイーンはサーカスがお好き」は6月17日より新宿バルト9ほかで全国ロードショー。
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「怪盗クイーン」大和悠河“性別・年齢不明”の役で初声優に手応え、原作者も太鼓判(写真10枚) https://t.co/IxBciaLrmG