映画「
渡辺は「去年の11月に撮影したんですが、あのとき撮っていたものがお届けできる、それが奇跡のような気がして不思議な気分です」と述べ、「観ていただきたいシーンは全部なんですが、映画のラストシーンがとても好きなんです。あの日、あの時間帯でしか撮れないものを撮りました。一発本番なのに、一生さんがアドリブをぶっ込んで(笑)。露伴らしくて印象に残っています」と思い返した。
高橋は「お客さまにこの作品を観ていただける。そのタイミングで今、ここに登壇できていることが幸せです」と笑みをこぼし、「作品の見どころはポップコーンバトルでしょう!」とアピールする。また本作から新たに参加した戸次と井浦について「5年、シリーズをやらせていただいているんですが、5年前からずっと一緒にいたんじゃないかと思うお二人です(笑)。見事に世界観になじまれている。作品がお好きだということもあると思いますが、役者としての技量がそうさせていると感動しました」とたたえた。
戸次は「荒木先生の作品は全部うちにあって、荒木作品で大人になったんです。だからオファーをいただいたときは本当にうれしくて! 同時にプレッシャーも感じましたがうれしさのほうが勝ったかな」と回想。そして、浮浪者を演じていることに触れ「自分で言うのもなんですが、僕ちょっとだけかっこいいじゃないですか? 」と問いかけ客席を笑わせてから、「私はいったいどこに出ているのか? そこに注目していただきたい!」と伝えた。
同じく、荒木作品の大ファンだという井浦は「小学生の頃から荒木先生のマンガを読みながら育ってきたんです。今、こうやって作品を皆さんに届けられることが自分の中でまだちょっと信じられない。心が震えます」と感無量の様子。そんな井浦について飯豊は「今回の作品で初めましてだったんですが、撮影の合間にお話しさせていただいたときに、ジョジョ愛がある、ヲタクがいる!って心の中でガッツポーズしました(笑)。命を懸けて作品に向き合ってくれてうれしかったです」とほほえんだ。
イベント中盤には、荒木よりサプライズで手紙が到着。「この度、実写映画化にあたって『オールヴェネツィアロケ』とお聞きし、『そこまでやる(行く)のか…。』と思いました。『短編』だった作品が、『岸辺露伴』がそうやって広がっていくことがとても感慨深いです。旅情豊かで、人生があって、香り高い宝石のような第一級のサスペンス作品。私たちの目指すところはそこだからです」と代読された。高橋は「『私たち』の中に僕らが入っているかもしれないと思うと身が引き締まる思いです。原作者である飛呂彦さんが、こうやって映画に文章を寄せてくださったのは、1つの結実点なのではないかと思っています。そしてそれにしっかり応える強度のある作品になっているはずだと思います」と真摯に口にする。
続けてサプライズで荒木による描き下ろしのイラストも登場。高橋は「映画に寄せてくださっている!」と目を輝かせ、「すぐ持って帰りたいですけど、ダメなんですね?(笑)」と口にし会場の笑いを誘った。
「岸辺露伴は動かない 懺悔室」は5月23日に全国で公開。脚本を小林靖子、音楽を菊地成孔 / 新音楽制作工房、人物デザイン監修・衣装デザインを柘植伊佐夫が担当した。
Coded X @JAV8869
@eiga_natalie @ponutama 🥺👍🏻