「アット・ザ・ベンチ」奥山由之、生方美久、蓮見翔、根本宗子が北京で最優秀脚本賞

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奥山由之の監督作「アット・ザ・ベンチ」が、第15回北京国際映画祭のフォワード・フューチャー部門にて最優秀脚本賞と最優秀芸術貢献賞に輝いた。

奥山由之

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「アット・ザ・ベンチ」ポスタービジュアル

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同部門は長編監督2作目以内の作品を対象に、世界の新しい映画作家を発掘することを目的としたコンペティション。今年は15作品が正式出品され、タル・ベーラが審査員長を務めた。審査員には女優のジン・チェン(金晨)や映画監督のSABUらが名を連ねた。

左から奥山由之、プロデューサーの佐野大

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「アット・ザ・ベンチ」は、二子玉川の川沿いに佇む古ぼけたベンチを舞台に、人々の何気ない日常を切り取ったオムニバス長編。脚本は第1編と第5編を生方美久、第2編を蓮見翔ダウ90000)、第3編を根本宗子、第4編を奥山が手がけた。

奥山由之

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審査員は、その脚本を「この映画は、現代都市のささいな出来事をめぐる5つの魅力的な物語を描いている。4人の脚本家、生方美久、蓮見翔、根本宗子、奥山由之は、現代の日常を生き生きと繊細に把握し、ウィットに富んだ想像力豊かな語り口で、人生の不確かさを独自の洞察力で描き出している」と評価した。

また最優秀芸術貢献賞の講評では「リアルで巧みなセットデザインは、変化に富んだ5部構成においても統一感のあるトーンを作り出し、遊び心と繊細な視点を生み出すのに役立っている。ロマンティックで生命力あふれるオーディオビジュアルの雰囲気が、現実的で日常的な文脈の中で醸し出されており、すべてがちょうどいい」と発表された。

なお同部門では、中国のタオ・シェンによる「彷徨的女人」(英題「Floating Clouds Obscure the Sun」)が最優秀作品賞を受賞。最優秀監督賞は「Sugar Island(原題)」を監督したドミニカ共和国出身のヨハネ・ゴメス・テレーロに贈られている。

「アット・ザ・ベンチ」はオフィシャルグッズを販売するポップアップストアが、5月3日まで東京・下北沢の( tefu )loungeにて期間限定で開催中。

※記事初出時、本文に一部誤りがありました。お詫びして訂正します。

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映画「アット・ザ・ベンチ」予告編

読者の反応

根本宗子 @nemoshuu

明日の面談室はまじお祝い🥂🥂🥂
タイムリー過ぎて最高!!!!!

ゴールデンウィーク中ですが、

あれ?なんか予定空いたぞ?って方、
まだチケット間に合うよ🤝

みんなで乾杯🥂🍻

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