なぜ国民は戦争と大量虐殺に加担したのか、ドイツ映画「ゲッベルス」予告公開

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ナチスドイツのプロパガンダを主導したヨーゼフ・ゲッベルスの半生を描いた映画「ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男」の予告編がYouTubeで解禁された。

「ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男」場面写真

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「ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男」ポスタービジュアル

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フェイクニュースで国民を操り、プロパガンダの天才と呼ばれたゲッベルス。ある出来事からヒトラーを失望させたゲッベルスは、反ユダヤ映画の製作、大衆を扇動する演説、綿密な計画による戦勝パレードを企画したことでその信頼を取り戻す。そして独ソ戦におけるスターリングラード敗戦後、ゲッベルスは国民の戦争参加を煽る“総力戦演説”を行う。戦況が悪化する中、ゲッベルスはヒトラーとともに、もっとも過激なプロパガンダを仕掛けていく。

「ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男」場面写真

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予告は「ドイツ国民よ立ち上がれ」と力強く発するゲッベルスの演説練習から始まる。ヒトラーを英雄に仕立て上げ、国民を扇動していくゲッベルスが「宣伝は絵画のようなアートだ」と自負する姿や、政権がユダヤ人撲滅に舵を切る中、ヒトラーが「民主国家では宣伝次第でバカでも権力が持てる」と言い切る場面も。「なぜ弱小政党ナチが政権を得たのか」「なぜドイツ国民は戦争と大量虐殺に加担したのか」というテロップも映し出された。

ヨアヒム・A・ラング監督作「ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男」は、4月11日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で公開。キャストにはロベルト・シュタットローバーフリッツ・カールフランツィスカ・ワイズが名を連ねる。なお本作は2024年のミュンヘン映画祭で観客賞を受賞した。

映画作品情報

映画「ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男」予告編

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©2023 Zeitsprung Pictures GmbH

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