50年の時を経て日本で初上映、「バッドランズ」を監督テレンス・マリックが語る

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1950年代末にアメリカで起きた連続殺人事件をもとにした映画「バッドランズ」より、第2弾ビジュアルと脚本・製作・監督を担ったテレンス・マリックのコメントが到着した。

「バッドランズ」第2弾ビジュアル

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「バッドランズ」場面写真

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「バッドランズ」場面写真

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同作は、学校ではあまり目立たない15歳のホリーと、彼女と恋に落ちたゴミ収集作業員の青年キットの物語。交際を許さないホリーの父をキットが射殺したことをきっかけに、2人が逃避行を繰り広げる様子が描かれる。アメリカでは1973年に公開され、このたび50年以上の時を経て日本で初めて劇場上映が行われる。

第2弾ビジュアルには「夢の終わりが、はじまる」というキャッチコピーとともに、荒地に佇むキットとホリーの姿が切り取られた。

同作で長編デビューを飾ったマリックは、1975年以降取材をほぼ受けることなく、その後約20年間姿を消していた。彼は過去のインタビューで、同作について「思春期の少女についての映画を作りたかった。我々は10代の頃の方が物事に対してよりオープンです。後になって避けてしまうような質問を自分自身に投げかけます。これは特にアメリカの若い女性に当てはまります。彼女たちは若い男性よりも世界に対して開いた姿勢を持っています」と語っていた。

さらにマリックは「トム・ソーヤーの冒険」「ハックルベリー・フィンの冒険」など児童文学作品に影響を受けたことを認め、「1958年に中西部で14歳だった、ということがどういうことだったのかを描いた映画を作りたかった。思春期には当たり前だったものが、その後は永遠に閉ざされてしまうことがある。少し賢くなったら消えてしまう、ある種の物事に対する純粋な感情、弱さを見せたかった」とも述べた。

「バッドランズ」は、3月7日より東京・新宿ピカデリーほか全国で順次ロードショー。マーティン・シーンシシー・スペイセクウォーレン・オーツラモン・ビエリが出演した。

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