NHKの連続テレビ小説「
1956年にスタートしたエランドール賞は、優れた映画やテレビ作品のキャストやプロデューサーを表彰するもの。新人賞を
尾崎の受賞理由については「激動の時代を生き抜く女性の姿を力強き描き、多くの視聴者に支持された。主人公と友人たちの姿を通して女性の社会進出やジェンダー平等について深く考える機会を与えたことは特筆に値する。その卓越した製作力をたたえる」と語られた。
尾崎は、同作に参加した自分以外のプロデューサーの名前を挙げながら「その代表としていただいた賞だと思っています」と挨拶。ドラマを作り始めたときから心にとどめてきた「法の目的は平和であって、その手段は闘争である」という言葉を紹介し、「吉田恵里香さんの理想的な脚本を主演の伊藤沙莉さん、出演者の皆さん、スタッフみんなで力を合わせて“闘いながら作った”のが『虎に翼』だと思っています。ありがとうございます」と関係者全員に感謝した。そして「ドラマには社会の理不尽や不平等に疑問の声を上げること、闘うことを肯定する強いメッセージがあったと思います。これからも少しでも世の中をよくしていけるような、前向きにしていけるようなドラマを作っていけたら」と展望を語った。
尾崎に花束を手渡した伊藤は、祝福の言葉を述べながら「本当に大好きな生涯の宝物のような作品。作品としても愛していますし、撮影現場も本当に大好きで。みんなに『あと2、3年やりたい』って話していました(笑)」と述懐。撮影期間中は、スタジオの前室の隅でパソコンをたたいている尾崎の姿が印象に残っているそうで「その姿を毎朝、見るのが癒やしでした。あまり口数の多い方ではないんですけど、みんなで集まったときにはマイクでパフォーマンスをしてくれたり。みんなと同じ目線に立って、周囲を気遣って、士気を高めてくださっていました。尾崎さんことはみんな大好きですし、とっても愛してます! この作品に出合わせてくださって、私と出会ってくださって、心から感謝してます」と伝えた。
なおテレビ部門のプロデューサー奨励賞は「不適切にもほどがある!」を手がけた磯山晶と天宮沙恵子が受賞。授賞式には同作で主演した
2025年エランドール賞 受賞作品・受賞者
新人賞
高橋文哉、河合優実、水上恒司、趣里、若葉竜也、松本若菜
プロデューサー賞
映画
新井順子「
テレビ
尾崎裕和「虎に翼」
プロデューサー奨励賞
映画
水木雄太「
テレビ
磯山晶、天宮沙恵子「不適切にもほどがある!」
特別賞
「侍タイムスリッパー」
アクターズセミナー賞
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