主人公・儀助の日常が一変する「敵」新写真、長塚京三「多面的な映画で面白さもひとしお」

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長塚京三が主演、吉田大八が監督を務めた「」の新場面写真が解禁。あわせて長塚からのコメントが到着した。

映画「敵」新場面写真

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映画「敵」ポスタービジュアル

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筒井康隆の同名小説をもとにした本作の主人公は、妻に先立たれた元大学教授・渡辺儀助。平和で完璧な日常を過ごしていた彼のもとに、ある日「敵がやって来る」と不穏なメッセージが届いたことから物語が動き出す。長塚が儀助を演じ、吉田が現実と夢の曖昧な境界線をモノクロの映像で表現した。

映画「敵」新場面写真

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映画「敵」新場面写真

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新写真には、映画の前半から後半へかけて様子が一変する儀助のさまざまな表情が。日本家屋で慎ましく丁寧に過ごす姿や、松尾貴史扮する友人・湯島と酒を酌み交わす場面、「敵が来る」というメールが届いたことで生活が崩れ始めていく一幕が切り取られた。吉田は「儀助の静かな日常が次第に浸食され、後半にかけて儀助の記憶がカオスのまま家中へ放たれていく、ダイナミックな展開がやっぱり大好きでした」と語り、丁寧に積み上げた世界を一気に壊す“筒井的カタルシス”が自らの創作志向になったと明かした。

映画「敵」新場面写真

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長塚は本作の好評を受け、「僕の小学校の同級生たちがすごく喜んでくれる。長塚がやったと。僕にとっては(この作品が)大切な思い出なので、ぜひ皆さんと分かち合いたい」と吐露。「非常に多面的な映画で面白さもひとしお、一様でないというところがあります。いろんな世代の方に楽しんでいただける、いろいろと考えさせてくれる、そんなところのある映画ですので、ぜひ劇場でご覧ください」と呼びかけた。

「敵」は全国で公開中。瀧内公美、河合優実、黒沢あすからもキャストに名を連ねた。

映画作品情報

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©1998 筒井康隆/新潮社 ©2023 TEKINOMIKATA

映画「敵」予告編

読者の反応

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ギャラリーとお料理とお酒 はくせん(白扇) 千代田線 綾瀬駅東口 武道館の先 @adatiku_HAKUSEN

長塚京三さんは好きなので、
観に行きます。1人かな。

マスターはトランスフォーマーとかは
1人で行ってもらってるので。 https://t.co/nnbRgO5n6C

コメントを読む(3件)

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