2022年にNHKで生まれた脚本開発チーム・WDRプロジェクトの第2期の活動が決定し、追加メンバーを募集することが明らかに。3月17日から31日まで、希望者の応募を受け付ける。
“脚本開発に特化したチーム”として立ち上げられたWDRプロジェクトは、海外ドラマで複数の脚本家が「ライターズルーム」という場に集って共同執筆するような形態を踏襲したもの。参加メンバーはそれぞれ自分の企画でパイロット脚本(シリーズドラマの第1話)を執筆し、ほかのメンバーとも物語の内容やアイデアを共有しながら、コラボレーションによってより強度の高い物語を開発していく。
第1期では10名のメンバーが選ばれ、2022年10月から2023年6月にかけて活動。そこで生まれた企画をもとに
応募条件は、2025年6月から10月まで週2回の会議に参加することが可能であること。学歴・年齢・ドラマ業界での経験は不問だ。応募には最長10ページのオリジナル脚本の提出が必要で、選考では「続きが気になること」「主人公の“目的”とそれを阻む“壁”を明確にすること」が重視されるという。応募要項の詳細は公式サイトで確認を。
第2期WDRプロジェクトのプロデューサーを務めるのは、NHKのコンテンツ制作局でよるドラ「恋せぬふたり」や連続テレビ小説「おかえりモネ」を手がけてきた上田明子。彼女は「『こんなの見たことない』という驚きと、だけど『こういうの、ずっと待ってた』という渇望と。ひとりでも多くのお客さんの心に火をつけ、『これは“私のための物語だ”』と夢中で見てもらえる。そんなシリーズドラマを、一緒に作りましょう」とメッセージを送っている。
上田明子 コメント
第2期で目指すのは、「3000万」とはまた違った物語です。それはドラメディかもしれないし、ラブロマンスかもしれない。どんなジャンルであれ追及したいのは、海外ドラマの話法を取り込んだ【予想外の展開が連続する語り口】と、多様なアイデアを複数人で緻密に組み上げる【チームライティング】です。これを前提とした上で、エンタメ性とテーマ性を両輪とした、強力な物語を作りたい。まだ見ぬ物語の鉱脈を共に探し出し、表現することを目指す、野心あるストーリーテラーを求めます。
「こんなの見たことない」という驚きと、だけど「こういうの、ずっと待ってた」という渇望と。ひとりでも多くのお客さんの心に火をつけ、「これは“私のための物語だ”」と夢中で見てもらえる。そんなシリーズドラマを、一緒に作りましょう。
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
「3000万」を生んだNHKの脚本開発チーム・WDRプロジェクトの第2期始動、公募は3月から https://t.co/eY0nqPvHKE
“第2期WDRプロジェクトのプロデューサーを務めるのは、NHKのコンテンツ制作局でよるドラ「恋せぬふたり」や連続テレビ小説「おかえりモネ」を手がけてきた上田明子”