カンヌ映画祭でパルムドール、ショーン・ベイカー監督作「ANORA アノーラ」2月公開

第77回カンヌ国際映画祭でコンペティション部門の最高賞パルムドールを獲得した「Anora」が、「ANORA アノーラ」の邦題で2025年2月28日に公開されるとわかった。

本作は、ニューヨークでストリップダンサーとして働くアノーラの物語だ。彼女はロシアの新興財閥の息子であるイヴァンと出会い、“契約彼女”としての関係から瞬く間に結婚へ。しかし結婚に反対するイヴァンの両親が乗り込んできたことから大騒動に発展する。

監督・脚本・編集を担ったのは「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」「レッド・ロケット」のショーン・ベイカー。アノーラ役のマイキー・マディソンは脚本段階から参加し、イヴァンをマーク・エイデルシュテインが演じた。ユーリー・ボリソフ、カレン・カラグリアン、ヴァチェ・トヴマシアンもキャストに名を連ねている。第77回カンヌ国際映画祭の審査員長を務めたグレタ・ガーウィグは「真実味がありつつも予想だにしない作品。（エルンスト・）ルビッチやハワード・ホークスのようなクラシックな映画の構造を思い起こさせた」と評した。

「ANORA アノーラ」は東京・新宿ピカデリー、TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開。配給はビターズ・エンド、ユニバーサル映画が担当する。