2011年6月23日に不慮の事故で死去したポエトリーラッパー・不可思議/wonderboyの楽曲「世界征服やめた」を原案および主題歌とする本作。内向的な社会人・彼方の人生が、どこか飄々としつつ白黒をはっきりさせたがる同僚・星野の決断によって揺れ動くさまが描かれる。
主人公の彼方を演じた萩原は「監督、脚本北村匠海と書いてある台本を受け取るというのがとても嬉しかったです。友達が作る作品に出るというのが初めてで、何か不思議でもあり嬉しい気持ちにもなりました。一緒に芝居をしていた友達がこんな脚本を書くんだなととても驚いたし、音楽をやっている面も含めて本当に多才だなと感じました」とコメント。星野役の藤堂は「監督・北村匠海の初めての作品に関われた事を本当に光栄に思っております。誰もが持っているけれど、どこかに眠っているそれぞれの心の原風景を少しでも感じていただけたらなと思います」と述べている。
このほか本作には、彼方が通う店の店長役で
「世界征服やめた」は2025年2月より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開。10月17日から27日に開催されるショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2024(SSFF & ASIA 2024)秋の国際短編映画祭にてワールドプレミアが行われるほか、磯村勇斗が企画・プロデュースする11月4日開催の「しずおか映画祭」でも上映される。
短編映画「世界征服やめた」予告編
萩原利久 コメント
まず監督、脚本北村匠海と書いてある台本を受け取るというのがとても嬉しかったです。友達が作る作品に出るというのが初めてで、何か不思議でもあり嬉しい気持ちにもなりました。一緒に芝居をしていた友達がこんな脚本を書くんだなととても驚いたし、音楽をやっている面も含めて本当に多才だなと感じました。お互いがプレイヤーという事もあり、現場でのやり取りが1個1個とてもスムーズで、ニュアンスで伝え合うことができたのがとても良かったです。自分が役者で匠海が監督という普段とは違う形で接するのはちょっとだけ恥ずかしさがあったけど、自分より匠海の方がそういうのがあったかもしれません(笑)。そういうのも含めて現場で楽しみながらやっていました。役に関しては、匠海が自分にこの役を用意してくれたのがすごく納得できるし、多分この役は北村匠海も演じることができると思います。このような表現は普段役を演じる時に使うことがあんまりないんですけど、それぐらい心の深い所でキャッチできた部分があった気がしました。
藤堂日向 コメント
この映画の話を頂く少し前、自分は日々に疲れきり、他人に頼らず、そのまま燃え尽きようとしていました。そんな時、北村匠海に「聴いてみて」と言われた曲が不可思議/wonderboyさんの「世界征服やめた」という曲でした。涙がボロボロと溢れてきて、心が熱を取り戻して、何度も何度もリピートしました。
感謝の連絡をした後、少ししてから「映画を撮ろうと思っていてそれに出てくれないか」と言われました。その時は、まさか自分が本当に出演することになろうとは微塵も思っておらず、軽い気持ちで出たいと言っていました。
話がどんどんと進んでいき、いざ自分の手元に台本が来た時にようやく実感が湧いてきました。鋭利で、ハッと目を引くような、諦観を帯びたその台本は、北村匠海らしく、とても優しくて心の底から温かさを感じる台本でした。
監督・北村匠海の初めての作品に関われた事を本当に光栄に思っております。
誰もが持っているけれど、どこかに眠っているそれぞれの心の原風景を少しでも感じていただけたらなと思います。
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匠海の映画は誰が主役なんだろうってずっと気になってたけど利久くんなんだね!嬉しい〜😌👏🏻💗 https://t.co/gijeOMKSZc