1970年代初頭に撮影された本作では、B.B.キングをはじめとする伝説的なブルースミュージシャンたちの魂を揺さぶるパフォーマンスとともに、米ニューヨークのハーレムに住む若いカップルの愛と苦闘の物語が描かれる。
監督であり音楽ドキュメンタリー作家のロバート・マンスーリスは、アメリカンブルースの名残をフィルムに収めようとミシシッピデルタを旅し、B.B.キングをはじめとする伝説的なミュージシャンたちのインタビューや演奏を撮影。彼の目的は音楽を記録するだけでなく、ブルースを表現豊かで心揺さぶる形式にしている文化的・政治的要因を探ることだった。並行して、ハーレムに住む若いカップルの波乱含みの関係をドラマティックに描写。ドキュメンタリーとフィクションの境界線をあえてあいまいにしている。
作中ではB.B.キングのほか、
場面写真には、B.B.キングのほか、主演のローランド・サンチェスとオニケ・リーが演じた若いカップルのフレディとハティ、そしてアメリア・コルテス扮するフレディの母の姿が捉えられた。
なお「ブルースの魂」は制作からおよそ50年の時を経て、日本初上陸。本作の2K修復版はアメリカで7月に封切られたのち、日本で公開される。
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B.B.キング生誕100周年記念、映画「ブルースの魂」2K修復版が12月公開
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