本作は、1970年代の文化大革命下にある中国・北京を舞台とした青春作品。中学生のシャオチュンは幼なじみたちと不在の家に合鍵を作り、忍び込むなど悪事を働いていた。ある日、シャオチュンは忍び込んだ家で水着の少女の写真を発見。仲間たちの間で話題になっていたミーランであることを知ったシャオチュンは彼女を探し出し、やがて暇があれば会うほどの仲になる。しかしミーランを仲間たちに紹介すると、シャオチュンの兄貴分のイクーがミーランと接近するようになり、シャオチュンの心は騒いでいく。
1994年に製作された本作は、それまで俳優として活動していたチアン・ウェンの監督デビュー作。彼はその後、「鬼が来た!」で第53回カンヌ国際映画祭のグランプリを獲得した。「太陽の少年」の撮影監督は、のちに「孔雀/我が家の風景」で第55回ベルリン国際映画祭の銀熊賞(審査員大賞)を受賞するグー・チャンウェイが務めている。YouTubeでは予告編が公開中だ。
「太陽の少年 4Kレストア完全版」は東京・新宿シネマカリテにてロードショー。愛知・シネマスコーレ、大阪・第七藝術劇場ほかでも順次公開される。
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おお、これは!
チアン・ウェン監督作「太陽の少年」4Kレストア版公開、失われた10分のシーンが復活(予告編あり) https://t.co/dn2Cvc1VZf