憎しみの連鎖を断ち切る、“中東のガンジー”の平和活動に迫るドキュメンタリー公開

“中東のガンジー”などと評される医師イゼルディン・アブラエーシュの平和活動に迫るドキュメンタリー映画「I Shall Not Hate」が、「私は憎まない」の邦題で10月4日より公開される。

アブラエーシュはパレスチナ・ガザ地区の貧困地域ジャバリア難民キャンプ出身で、パレスチナ人としてイスラエルの病院で働く初の医師となった人物。自身の娘3人が殺された経験がありながらもイスラエルとパレスチナ間の憎しみの連鎖を断ち切るため、「医療でイスラエルとパレスチナの分断に橋を架ける」と平和活動を続けている。彼はその功績から、5度のノーベル平和賞にノミネートされた。

タル・バルダ監督作「私は憎まない」は、東京・アップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開。日本配給はユナイテッドピープルが担う。