この夏、親友が引っ越す…ギョーム・ブラックの新作短編「リンダとイリナ」明日公開

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やさしい人」「みんなのヴァカンス」で知られるギョーム・ブラックによる38分の短編ドキュメンタリー「リンダとイリナ」が、明日6月15日に東京・ユーロスペース、和歌山・シネマ203で公開される。

「リンダとイリナ」ポスタービジュアル

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「リンダとイリナ」場面写真

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仕事をリタイアした自転車愛好家たちにカメラを向けた「勇者たちの休息」、バカンス客であふれるレジャー施設のひと夏を捉えた「宝島」など、ドキュメンタリーも手がけるブラック。「リンダとイリナ」ではフランス北部の町エナン=ボーモンを舞台に、もうすぐ夏休みに入る親友同士の高校生、リンダとイリナの日々を記録した。

「リンダとイリナ」場面写真

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「リンダとイリナ」場面写真

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TikTokを撮ったり、家族や将来の悩みを打ち明けたりして過ごす2人。しかし、この夏にリンダは引っ越すことが決まっており、別れへの複雑な気持ちで心が沈んでしまう。彼女たちの友情には何が残るのか。ブラックは「これは絆と友情についての映画で、私に人生の一部を差し出してくれた二人の若い女の子、リンダとイリナの知性と感性に多くを負っています。私は、この映画をとても誇りに思っています」と語っている。

配給はエタンチェが担当。料金はユーロスペースが一般1300円、シネマ203が一般1200円となる。

なおユーロスペースでは8月にブラックの特集上映も開催。2009年の短編「遭難者」をはじめ、小さな海辺の町の青年がパリから訪れた母娘とひと夏を過ごす中編「女っ気なし」、盛りを過ぎたミュージシャンの男の孤独と焦燥を見つめた初長編「やさしい人」、2016年7月のバカンスの始まりに浮き立つ男女を捉えた2部構成の「7月の物語」、勢いに任せて南フランスの夏を謳歌しようとする若者たちを描いた「みんなのヴァカンス」などが上映される。

ギョーム・ブラック監督特集

2024年8月 東京都 ユーロスペース
<上映作品>
「遭難者」
「女っ気なし」
「やさしい人」
「勇者たちの休息」
「7月の物語」
「みんなのヴァカンス」

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