神木隆之介、バカリズムらが橋田賞受賞 北川景子は「娘や息子に誇れる表現をしたい」

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第32回橋田賞の授賞式が本日5月10日に東京・ホテルニューオータニで開催され、受賞者の神木隆之介北川景子バカリズム井上順大方斐紗子らが登壇した。

第32回橋田賞授賞式の様子。

第32回橋田賞授賞式の様子。

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連続テレビ小説「らんまん」でチーフ演出を担った渡邊良雄。

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神木隆之介

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脚本家の橋田壽賀子が創設した橋田文化財団によって設立され、芸術性の豊かな完成度が高い番組や出演者、制作スタッフに贈られる同賞。受賞した2023年度前期のNHK連続テレビ小説「らんまん」のチーフ演出・渡邊良雄は「朝ドラは、人生の一部を懸けてスタッフ・出演者がエネルギーを注ぐ番組。その力が集結して賞をいただけるような作品になったことは感慨深いです」と喜びを表現する。主演を務めた神木は個人でも同賞を獲得し、「何より脚本の長田(育恵)さんがいてくださったからこそ。素敵な物語を素敵な言葉で紡いでくださり、その中で槙野万太郎という1人の人生を生き抜くことができて幸せでした」と話した。なお「らんまん」でヒロインを演じた浜辺美波は、橋田賞新人賞に輝いた。

ドラマ「ブラッシュアップライフ」の演出を担った水野格。

ドラマ「ブラッシュアップライフ」の演出を担った水野格。[拡大]

バカリズム

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2023年1月より日本テレビ系で放送されたドラマ「ブラッシュアップライフ」には、作品と、同作で脚本を手がけたバカリズム個人に同賞が贈られた。演出を担当した水野格は「升野さん(バカリズム)は、普段の会話からは考えられないようなすごく温かいものを書かれます。これからも、ご一緒するときは“地元”や“ローカルなもの”にこだわって新しいものを作れたらいいなと思います」と語る。バカリズムは「社会に向けたメッセージも大きな事件もなく、自分の中にある『地元の友達とファミレスでだらだらしゃべっている時間が一番楽しいよね』という感覚だけで書き進めていました」と執筆時を回想。続けて「それが結果的にいろんな方に共感していただき、評価していただくことができたのでよかったです」と述べた。

北川景子

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北川は、NHKの大河ドラマ「どうする家康」やフジテレビ系のドラマ「女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~」での演技、そして長年の活躍が評価され橋田賞を受賞。彼女は「『女神の教室』は、教育の場や人がどうあるべきかを日々考えながら撮影した作品でした」「『どうする家康』は、長期撮影と子育てを両立できるか不安もありましたが、自分にしかできない表現をやってみようと心にとめて現場に通っていました」と振り返る。そして「自分にしかできない表現とは何か、言葉にすると難しいのですが、自分の娘や息子が『これが自分のお母さんなんだ』と誇れるような表現をしたいと思ってがんばりました」と力強く口にした。

井上順

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大方斐紗子

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そのほか、長きにわたって放送業界に貢献してきた井上に橋田賞特別賞、大方に野村昭子賞が授与された。井上は「私は多くの出会いに育てていただきました。橋田壽賀子先生もそのお一人です」とコメントし、「大恩人である(テレビプロデューサーの)石井ふく子さんとの出会いもありました。半世紀以上のお付き合いになりますけど、その間、本当に温かい愛情をいただきました。石井さん、とってもうれしい!」と、壇上から会場にいた石井に感謝を伝える。大方は「素晴らしい賞をいただいて倒れそうでした。これからも歳だと思わないようにして、突き進んでまいります」と声を張った。

イベントレポート
イベントレポート

第32回橋田賞 受賞結果

橋田賞

「ブラッシュアップライフ」
「ひとりぼっち ―人と人をつなぐ愛の物語―」
連続テレビ小説「らんまん」
相葉雅紀(ドラマ「ひとりぼっち ―人と人をつなぐ愛の物語―」「今日からヒットマン」での熱演と、音楽番組やバラエティ番組での幅広い活躍に対して)
神木隆之介(連続テレビ小説「らんまん」での演技および長年の功績に対して)
北川景子(大河ドラマ「どうする家康」やドラマ「女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~」での演技、長年にわたる活躍に対して)
バカリズム(ドラマ「ブラッシュアップライフ」の脚本に対して)
大下容子(放送業界への貢献に対して)

橋田賞新人賞

浜辺美波(連続テレビ小説「らんまん」での演技に対して)
趣里(連続テレビ小説「ブギウギ」での演技に対して)

橋田賞特別賞

井上順

野村昭子賞

大方斐紗子

橋田賞新人脚本賞佳作

安達あづさ「嘘つきリーさん」
平木健典「あなたに花が咲くように」
三谷武史「ニンベンに憂う」

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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u

神木隆之介、バカリズムらが橋田賞受賞 北川景子は「娘や息子に誇れる表現をしたい」 https://t.co/YxpgnBZ3kk

神木「何より脚本の長田(育恵)さんがいてくださったからこそ。素敵な物語を素敵な言葉で紡いでくださり、その中で槙野万太郎という1人の人生を生き抜くことができて幸せでした」

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