エストニア・イギリス合作映画「
ロシアの俳優セルゲイ・フェティソフが書き遺した回想録「ロマンについての物語」をもとにした本作。1970年代後期、ソ連占領下のエストニアを舞台に当時決して許されるものではなかった同性愛の物語がつづられる。プライヤーが若き二等兵セルゲイ、ザゴロドニーがセルゲイと惹かれ合うパイロット将校・ロマンに扮した。
2011年のベルリン国際映画祭に参加した際、原作本を薦められたというレバネ。「自宅に帰ってから読み、涙を流しました。映画化をしなければならないと突き動かされたんです。脚本を書く段階で、ハリウッドのあるプロデューサーがトムを紹介してくれて、トムも執筆に参加してくれることになりました。一緒に2年がかりで書き上げました。その間に原作者のセルゲイにもお会いできて、そしてオレグにも出会ったんです」と振り返る。
プライヤーは「この作品には僕の好きな要素がたくさん入っています。軍を背景にした作品がもともと好きでしたし、冷戦にも興味があった。さらに愛の本質について描いていたので、参加したいと感じました。この作品では困難や壁を乗り越えて愛へと突き進む人物を映していて、“愛をあきらめるな”というメッセージが込められています」と説明。ザゴロドニーは「いいキャラクターなので演じがいがありました。ロマンはある種のヒーローで、この作品では真の愛を描いています」と続けた。
原作者であるフェティソフとの交流を回想したプライヤーは「会ってみたら印象と違いました。陽気で人生を謳歌しているような方。回想録は非常にダークで脅威がはびこっているような世界観ですが、セルゲイは愛や信念ですべてを乗り越えられると、その姿で見せてくれた人なんです。自伝を読んだだけではわからなかったものが、本人にお会いすることで伝わってきましたし、結果、役へのアプローチも変わりました」と影響を語る。
エストニアで同性婚が合法となったことに関して意見を聞かれたレバネは「映画は他者の視点を通して物事を見ていくメディアで、社会を変えられる力強いもの。私の作品もエストニアの社会に影響を与えられたと信じています。私は2010年から性的マイノリティのアクティビストとして活動してきましたが、今回の法整備は人生が変わるような出来事でした。私は社会の一員として認められた、他者と平等なんだと感じられたんです」と深い思いを口にした。
終盤には、ロシア出身のタレントでゲイであることを公言している小原ブラスが登場。レバネらに花束を渡して「性的マイノリティを扱う映画の中には、あまりにもロマンチックな表現にしたり、迫害をされてつらいという気持ちにフォーカスし続ける作品もあります。今作では主人公たちの行動全部は同意できなかったし、筋が通ってない思う部分もあったんです。でもそれが人間だし、ゲイだって人間らしいわがままな一面があるんだと、当事者が見たら肩の荷が下りるような映画でした」と感想を伝えた。
「Firebird ファイアバード」は全国で公開中。
サマンサ・アナンサ/ Samantha* ANANSA @Samantha_JAPAN
目覚めてXひらいて、たしかに今日からやったわね…。
どちみち観たかったし、バネにがんばるわ🔥😊
てか俳優さんは🇬🇧と🇺🇦
💐贈呈でご登壇は🇷🇺
監督は🇪🇪
皆さん共通言語は英語かとよ✨
おはよう https://t.co/gV9XXjPbl7