本作は日常のささいなことで不安になる怖がりの男が、怪死したという母親のもとへ駆けつける道中で悪夢のような予想外の出来事に遭遇するオデッセイスリラー。解禁された予告は、観ると元の自分には戻れなくなる“気持ちいい悪夢”、そして里帰りに出発する“壮大な旅”をテーマにそれぞれ制作された2種だ。「気持ちいい悪夢編」では、絵本の中に入り込んだかのようなシーンから「カラフルな夢」「不思議な人々」「幸福な未来」とテロップが次々に浮かび上がるさまが確認できる。「壮大な旅編」には、ペンキまみれのパジャマ姿で森の中を走り回るボーの様子などが収められた。
野水は「鍵を閉めたかわからないまま家を出てしまったような感覚だ。実家に帰るだけの旅路がこんなにも不安なのは何故か? わからない人は幸せなのだろう。アリ・アスターは、血の繋がりの恐ろしさを描くのが巧すぎる」とつづる。ファッション雑誌・CLASSY.の連載企画「着回しDiary」でアスターと共演した山崎は「ボーの恐れがどんどん自分に伝播してきて、飲み込まれてしまいそうになりました。終始心がざわざわ。全く新しい観劇体験でした」と感想を寄せた。このほか8名によるコメントは以下に掲載。
「ボーはおそれている」は2月16日より全国ロードショー。
※「ボーはおそれている」はR15+指定作品
映画「ボーはおそれている」ショート予告(気持ちいい悪夢 / 壮大な旅)
逢田梨香子(声優)コメント
こんなに展開が読めない映画は初めてで、まるで風邪を引いた時に見る悪夢のようでした。
伊藤潤二(マンガ家)コメント
受話器の向こうの母親の反応が怖すぎる。
不安と恐怖と不条理に満ちた、地獄への帰省の物語。
アリ・アスター監督の秀逸なダークコメディの誕生!
岸裕真(アーティスト)コメント
わたしは一体なにを恐れているのか、それすらわからないことが一番怖いことなんだな、と思いました。もう一度世界と繋がりなおすための、美しい巡礼の物語です。
こがけん(芸人)コメント
なんという恐怖のバリエーション! なんというストレスの解像度の高さよ!
里帰りの道中にこれでもかと降りかかる災難のオンパレード。これはボーへの試練か、罰なのか? シークエンス毎に大胆に様変わりするテイストに翻弄され、ボーの不運っぷりを怖がるべきか笑うべきかも分からず、ボー然としていた初見。
次観るとき、僕は爆笑する気がする。
コレサワ(シンガーソングライター)コメント
「人生は近くで見れば悲劇だが、遠くから見れば喜劇だ」という言葉があるけれど、まさにそれだった。ボーが可哀想すぎて面白い。不幸の中に散りばめられているジョークがとても好みだったので、私は結構好き。
とんだ林蘭(アーティスト)コメント
主人公の目的やトラウマは明確なのに、色々な境界線が曖昧に感じる映像表現で面白かったです。説明的であり説明的ではなく感じました。不思議な感覚に引き込まれ、観た後もしばらく頭に残ってしまう映画でした。
ホラー映画取締役 コメント
世界はこんなにも恐怖に満ち溢れている。そう思わせる悪夢の連続に脳がクラッシュした。浮き彫りになるのは母と息子のトラウマ物語。「ヘレディタリー/継承」からアリ・アスターは家族と恐怖をじっくりコトコト煮込んでる。そしてアリ・アスターとホアキン・フェニックス、混ぜるな危険。
ゆりやんレトリィバァ(芸人)コメント
“ボーはおそれている”って、誰でもおそれるだろという事ばかりが襲いかかってきます! 地獄です! 我々が一度は経験したことのある「最悪すぎて笑っちゃう状況」の最上級の連続です。 ボー観者の私たちも、おそれざるを得ませんッ!
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野水伊織 @nomizuiori
【コメント📢】#野水映画
2/16(金)公開の映画『ボーはおそれている』にコメントを出しました!
まさかの一番手に名前を挙げていただき恐縮です……!
アリ・アスター監督、『ヘレディタリー/継承』に次ぐ血の呪いをお楽しみあれ! https://t.co/kLi0o5vGgV