本作は「飢えたライオン」「蒲田前奏曲」など、
俳優志望の斉藤乃愛(のえる)は、かつて映画監督から性暴力を受けた被害者。過去のトラウマを誰にも話せずにいた彼女は、ブルーイマジンに入居する。そこで親友となる佳代らと出会い、初めて自身の心の傷と向き合えるようになっていく。やがて乃愛はさまざまな葛藤を積み重ねながら、勇気を振り絞って“声を上げるための行動”を起こす。
山口が乃愛、
日本・フィリピン・シンガポールの合作となる「ブルーイマジン」は3月に東京・K's cinemaほかで公開。MotionGalleryでは本日12月19日にクラウドファンディングが始動した。
※記事初出時、製作国に誤りがありました。お詫びして訂正します
松林麗 コメント
日本でもようやく動き出した#MeToo運動。連なる告発の数々を、事勿れ主義の傍観者で留まらず、この光を消してはいけないと思いました。私が生きている環境の中での葛藤、トラウマを作品にして昇華したい…そんな想いから初プロデュース・出演を務めた映画「蒲田前奏曲」を製作してから、コロナ禍により生活環境も大きく変化しました。ジェンダーへの問題意識は普遍的な問いではありますが、日に日に増え続けています。今この問題を真正面から受け止め、正直に向き合う作品を届けたい。自分自身のトラウマから逃げずに、向き合い過去と対峙すること、それは一歩先に進めるきっかけの一つなのかもしれません。
「ブルーイマジン」のように、集まる人と人とが守られながら安心して傷つき、寄り添い合える空間が必要です。本作をきっかけに、真の意味で性暴力に対して声をあげる方が増え、それぞれが自分のルール創りの実践者となり、新時代の日本のブルーアワーになりますように。映画の旅は始まったばかりですが、国境を超えて「ブルーイマジン」の輪が広がりますよう、願っております。
山口まゆ コメント
ロッテルダム国際映画祭での上映、とても嬉しいです!
「ブルーイマジン」は松林監督やスタッフの方々とたくさん模索して作り上げた作品です。私自身も乃愛を通して、自分が知らなかった世界をたくさん見ることができました。
国境を越えて、多くの方々に届くことを願っております。
私も完成した作品をスクリーンで観られる日を楽しみにしています!
伊藤さとり(映画評論家・映画パーソナリティ) @SATORIITO
私はこの映画を応援しています。松林うららさんと何度か話し合いチラリと顔を出しています。あるシーンでは涙が溢れそうになった。
思いを映画に馳せる、映画界の変化を求めて作品作りをする。『#ブルーイマジン』彼女たちの叫びを是非応援してください。 https://t.co/jplekiIxjI